構造解剖– category –
-
映像・デザインの構造
一番ダサいと思ったデザインが選ばれる件について
デザインの提案をするとき、私はいつも同じ作り方をします。まず一番ゴテゴテに詰め込んだ案を作って、そこから段階的に引き算していく。最終的に3〜4パターン、情報量が多い順に並べて提出します。 -
物語・メディアの構造
動画全盛の時代に、なぜ「音声だけ」というメディアは生き残っているのか
動画配信サービスが台頭し、YouTubeやTikTokに可処分時間を奪われるたびに、ラジオは「もう終わったメディア」と言われ続けてきました。 -
仕事・ものづくりの構造
なぜ同じ「本革」なのに、価格が10倍違うのか。「高価格なブランド品」と「量産品」の境界線。
同じ形のバッグや財布なのに、片方は数千円、片方は十数万円する。この価格差を前にして、多くの人は「結局ロゴ代でしょう」「ブランドを買っているだけでしょう」という結論に落ち着きます。この見方は、半分だけ正しく、半分は誤解です。 -
仕事・ものづくりの構造
なぜ会議は「何も決まらないまま1時間」で終わるのか
1時間の会議が終わったあと、ホワイトボードやノートには誰かの走り書きだけが残り、次に何をするのかが誰にも共有されていない。この光景に覚えのある人は多いはずです。 -
物語・メディアの構造
どんでん返しが「神作」と「駄作」に分かれる境界線。伏線回収の美学と設計ミス
物語の感想欄を眺めていると、必ず二種類の「衝撃」がぶつかり合っています。一方は「まさかそうくるとは」という興奮混じりの絶賛です。もう一方は「そんなのアリかよ」という白けた反発です。 -
物語・メディアの構造
なぜ大人は「異世界転生」に逃げるのか? 決断疲れを起こした脳が求める「認知負荷ゼロ」の快感
本屋の文庫コーナーやアニメのクール一覧を眺めると、ある共通点に誰もが気づきます。 「平凡な会社員がトラックに跳ねられ、異世界で最強スキルを手に入れて無双する」 「追放された元勇者パーティの雑用係が、実は規格外の能力を持っていた」 いわゆる「... -
音楽の構造
なぜ日本人は「切ないメロディ」に狂うのか? 洋楽とJ-POPにおける「哀愁」の決定的違い
洋楽のヒットチャートを聴いていると、抜群にカッコよく身体が自然と揺れるグルーヴに満ちているのに、胸をかきむしられるような切なさで涙が出そうになる体験は、なかなか起こりません。我々からするとどこかBGM的ではないでしょうか。 一方で、J-POPやア... -
音楽の構造
米津玄師やYOASOBIのサビで「胸が締め付けられる」本当の理由。丸サ進行と感情のコード設計
音楽を聴いていて、理屈抜きで「胸の奥がキュッと締め付けられる」「泣きそうになるほど切ない」と感じた瞬間はないでしょうか。 例えば、米津玄師の『Lemon』や『感電』、YOASOBIの『夜に駆ける』、あるいはOfficial髭男dismの『Pretender』。 ジャンルも... -
音楽の構造
なぜ最近のヒット曲は「イントロ」を失ったのか? 倍速時代における音楽の構造的変化
「最近のヒット曲、イントロが短すぎませんか?」 あるいは、「いきなりサビや歌頭から始まって、息をつく暇もない」と感じたことはないでしょうか。 かつてのJ-POPや洋楽の王道といえば、20秒から30秒ほど情緒的なイントロが流れ、徐々に世界観に引き込ま... -
物語・メディアの構造
先の展開が読めてしまう「クリエイターの呪い」と、純粋な「面白い」を取り戻すための創作
数多の映画や小説をインプットし続け、かつ自分自身も「作る側」に回ってしまった人間には、ある避けられない「呪い」が降りかかります。 それは、世の中のエンターテインメント作品を純粋に楽しめなくなる、という呪いです。呪いは言い過ぎかもしれません...