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五摂家という言葉の響きに惹かれて、歴史の専門書を3冊読みました。いちばん驚いたのは、この家々が生まれたのが平安ではなく、鎌倉の中ごろだったことです。
私は歴史を体系的に勉強したことがありません。そんな人間が、いきなり専門書から入った記録です。
きっかけは、字面のかっこよさ
Netflixで鎌倉殿の13人を観ていたこともありますが、いちばんの理由は「五摂家」という字面でした。五という限られた数の家。しかも今も各家に当主がいて、それぞれの分野で活躍していると知って、一気に興味が湧きました。
学校で習ったときは、歴史は遠い過去の話だと思っていました。でも調べてみると、意外と地続きです。人類の歴史って、案外浅いのかもしれないと感じました。
入門書は買わず、大学の教科書を選ぶ
読んだのは次の3冊です。
- 『摂関家の中世 藤原道長から豊臣秀吉まで』(樋口健太郎)
- 『近衛家 天皇・将軍が重んじた五摂家筆頭』(樋口健太郎)
- 『九条家 摂関家嫡流の栄達と没落』(岩本潤一)
私は本を選ぶとき、大学で教科書に使われているか、教授が書いているかを必ず確認します。入門書には、考えれば分かることしか載っていないことが多いからです。
まず概論として摂関家の本を読み、次に五摂家のうち2家を読みました。面白いところは読み、そうでもないところは飛ばします。メモは取りません。娯楽として、自分を楽しませるために読んでいます。
平安だと思っていたら、鎌倉中期だった
驚いたのは、成り立ちの時期です。私は平安時代の家だと思い込んでいました。実際には、五摂家が分かれて成立したのは鎌倉時代の中ごろです。自分の学の無さに驚きます。
もうひとつ面白かったのは、なぜ五つの家が必要になったのかです。血筋のよさから始まった話ではあるものの、それ以上に、政治の仕組みがこの家々を「なくてはならない存在」にしていったのだと、本を読んで理解しました。
そして、摂関の座を五摂家だけが担う時代に、豊臣秀吉が関白として入ってくる。本の副題が「藤原道長から豊臣秀吉まで」になっているのは、そのためだと思います。
余談:九条が、ドラマに出てきた
鎌倉殿の13人は、まだ中盤までしか観ていません。それでも、九条という人物が出てきたときは「あ、のちの五摂家じゃん」と声が出ました。
学校では、摂政と関白という仕組みくらいしか習いません。実際にどんな人たちがいたのかは、まったく知りませんでした。表舞台のビッグネームの裏側に、ずっとこの人たちがいた。それを知ってから観ると、同じドラマの見え方が少し変わります。


