カラオケ上達 思想

【20時間の法則】1万時間の法則はもう古い?!20時間で確実に歌のスキルを伸ばす方法

1万時間の法則」という言葉をご存知でしょうか。

1万時間一つのことを続ければ、その道のプロになれる」という俗世でまことしやかにささやかれている法則のことです。

今回はそんな「1万時間の法則」を歌のスキルというフィルターを通して考えていきます。それから、私が提案する「20時間の法則」も合わせて書かせていただきます。

目次

1.20時間の法則

私が歌唱指導の仕事をする時に用いているのがこの「20時間の法則」に基づいたメソッドです。もちろん自分で考案した内容ですが、かなり参考にさせていただいたメソッドがあります。

それがこちらの動画です。

TEDという様々なプレゼンを行う世界的なプレゼン大会があるのをご存知でしょうか。ある日、ジョシュ・カフマンという男性がその講演会に出演しまし。その内容が「20時間の法則」に関する内容でした。(私が参考にさせていただいた記事はこちらです。)ざっくり説明すると、「熟練するためには1万時間かかるかもしれんけど、そこそこのレベルになるには20時間でいけるっしょ」ってなところです。それを実証するのに彼は大勢の前でウクレレを演奏して、メソッドの20時間目を達成するというパフォーマンスしてプレゼンのオチとしました。プレゼンが盛り上がったのはいうまでもありません。

これが私が参考にした「1万時間の法則」それから、「20時間の法則」です。

では実際に私がレッスンで行なっている練習の内容を具体的に示していきます。

2.歌唱指導要項-20時間メソッド-

20時間メソッドには以下のルールがあります。

  • 1回のレッスンは2時間で、2単元進める。
  • レッスンで行なった内容を各自で反復練習すること。
  • レッスンの時間は全部できっちり20時間。
  • 全体を通して「そこそこ歌がうまい」のレベルに到達することを目標とする。
  • 5回ごとに4つのステップに区切られ、それぞれのステップで大きな目標をクリアすること。

リンク先がある箇所は別記事で細かく解説しています。興味のある方は合わせてお読みください。

第1ステップ:小さく分解して練習する

第1ステップの目標:最も大切なことは何なのか気付くこと

第2ステップ:間違いを自己修正できるレベルを目指す

第2ステップの目標:自分で自分の間違いに気づけるようになる

第3ステップ:下手くそな自分から脱却する

第3ステップの目標:「自分は下手だ」というストレスそのものを消すための練習をする

第4ステップ:自分の癖(短所)を個性(長所)に変化させる

第4ステップの目標:「いい部分をより良くする意識」と「個性をより顕にする意識」の両方を確立すること

  • 16時間目:癖の出現と個性へのアプローチ方法
  • 17時間目:癖の個性化
  • 18時間目:「できないスキル」を「できるスキル」に変換する
  • 19時間目:今後の具体的反復練習の方法
  • 20時間目:歌詞カード書き込み術

 

各ステップで五時間ごとに区切ったメソッドを皆さんもご自分で組んでみてください。今回の「20時間メソッド」は歌に焦点を当てたものでしたが、歌以外でも当てはめることができるはずです。

「20時間メソッド」の良いところは短期集中型で効率よくスキルアップができるようになるところです。20時間でプロになれたらただの天才としか言いようがありませんがwww

なりたい自分が持っていたら得するスキルを習得する時に思い出して、自分で計画をしてみましょう。その時に4つのステップと目標を思い出してみてください。

3.一万時間の法則

1万時間の法則を現実的な数字に変換してみましょう。

1時間/日 約27年
3時間/日 約9年
5時間/日 約5年
9時間/日 約3年
12時間/日 約2年

実際に何かに没頭できる時間は1〜5時間ほどでしょう。それを毎日欠かさず続けることができれば、5〜27年の間にプロになれる可能性があると言えます。それに持ち前のセンスだや学習速度の個人差など、熱意と行動力が合わさってプロになる時間は早まる場合もあるでしょう。

私は13歳(2008年)から作曲を始めたので、2018年で10年になりました。平均したら1日に1時間程度の作曲時間でしたので、1時間×365日×10年=3650時間になります。1万時間まであと6350時間あります。現在の1日に音楽に接している時間は平均すると3時間くらいですので、このペースで残りの6350時間を過ごすとなると、6350時間÷3時間=約2116日です。だいたい6年以内に1万時間をクリアすることができそうです。

こんな感じであなたの"何かしら時間"も計算してみてください。私の作曲履歴などの詳細が知りたい方は実話シリーズの「独学の告白」をご覧ください。

4.まとめ

今回の「20時間メソッド」は実際に現場で使用して効果を発揮しております。1万時間の法則と合わせて理解しておくとモチベーションに繋がるのではないでしょうか。

賢く効率よくやれば、1万時間もかからない。

また、順次20時間メソッドのそれぞれの内容の記事を更新して参りますので、ぜひそちらも合わせてお読みくださいませ。

 

 

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