カラオケ上達

【カラオケ上達】癖の見つけ方と対処法(理解編1/2)

プロのアーティストの音源やライブを聞くと、皆それぞれ「癖」があるなと思いませんか?

それは「癖」ではなく「個性」なのです。ポップス歌曲における歌唱の「個性」と言うのは「癖」の延長線上に存在します。「違和感のある癖」を昇華させ、「心地の良い個性」にするのです。

目次

癖の出現

まずは「無個性」からのスタートです。経験のない者が歌を初めて、少し上手くなるとまず「クラスでちやほやされるレベル」になります。その段階では「癖」は出現していないので、「無個性」と言えます。私はこの状態をカラオケヒーローと読んでいます(カラオケヒーローに関する記事ははこちら)。

さらに練習を重ねて、次のステップに進むと、「癖」が出現し始めます。基礎を構築する期間が終了し、モノマネばかりだった歌がいよいよ自分のものとなるのです。「癖」がで始めたら、もうカラオケヒーローではありませんが、「癖」と言うのはネガティブなものなので、カラオケヒーローに毛が生えたくらいにとらえておいてください。

次の昇華のステップに進める人は数少ないです。ネガティブな「癖」をポジティブな「個性」に変える練習をする事で、オリジナリティを手に入れるのです。記憶にも記録にも残る歌手と言うのは皆強い「個性」を持っています。彼らは「癖」の域を脱する事に成功したと言うわけです。

癖を理解する

今回は理解編という事で、自分の「癖」をどのように理解するのがいいのかを説明します。「癖」を理解するための2種類の方法を紹介します。癖を理解するために必要なことは、"全体の可視化"と"テクニック具体化"です。

1.視覚化

1つ目は視覚化です。RPGに登場するキャラクターの強さを表す六角形のバロメーターをイメージしてください。自分を分析したバロメーターを自分向けに作ります。視覚化する事で、自分自身の歌声や声質が全体的にどのような声質なのかを理解する事ができます。バロメーターには次の要素を入れてください。

  1. やさしさ
  2. 力強さ
  3. 太さ
  4. 安定感
  5. テクニック

2.具体化

具体化するのは視覚化の要素⑤の「テクニック」の中身です。視覚化で「テクニック」という言葉でひとまとめにした事を、より具体的に羅列してみます。このテクニックの使い所やクオリティは、音楽初心者の視聴者でもわかる「個性」となります。テクニックの引き出しが多くあり、使い所もわきまえているのが最善です。ですが今回は、テクニックの引き出しの和也使い所には触れず、どれだけ習得できているかに着目します。次の実践の項目で行いましょう。

実践

「癖を理解するために必要なことは、"全体の可視化"と"テクニック具体化"です。」と先ほど述べました。可視化のやり方、具体化のやり方を説明します。

可視化の実践

自分のバロメーターを書いてみましょう。例で私のバロメーターを書いてみました。10段階で細かく自己分析してみました(図1)。

今この状態だと、私の場合「個性」がだいぶ出てきています。反対に平均的にしたものも作りました(図2)。

こっちは「無個性」の状態です。まだ「癖」が「個性」担っていない場合であれば、「癖あり」と「癖なし」にわけられます。

このように、自分の能力を客観的に分析し可視化する事で、自分の足りている事、不足していることが明確になります。どこをどのように練習するのが効果的かが一目瞭然です。

具体化の実践

今できるテクニックをいくつか挙げてみましょう。例として私も挙げてみます。

  • ビブラート
  • こぶし
  • シャウト
  • しゃくり
  • フォール
  • タメと走り
  • アドリブフェイク

さて、この中でどれくらできるかというのを5段階で数字を振り分けてみましょう。私の場合は7つあるので、最高得点は35ポイントです。何割の得点が取れたかで、テクニック全体の習得率がわかりますね。判断基準は人それぞれお任せします。歌唱研究法で情報を蓄積し、正しい判断ができるようになりましょう。歌唱研究法についてはこちらの記事をお読みください。

  • ビブラート-5
  • こぶし-3
  • シャウト-2
  • しゃくり-5
  • フォール-5
  • タメと走り-4
  • アドリブフェイク-3

私は35点中27点でした。77%の習得率です。まだまだ100%には届きません。他にもできるようになりたいテクニックもありますから、それを入れるとまだまだ遠いですね。しかし、今回大切なのは現状を理解する事です。ぜひ、皆さんもぜひやってみてください。

 

まとめ

今回は歌の「癖」についての基本を理解しよう!というテーマでお話しました。さらに深いお話をこちらの記事「【カラオケ上達】癖の見つけ方と対処法(コントロール編2/2)」でお話しております。ぜひ合わせてお読みください。皆様の歌唱ライフが少しでも充実しますように!それでは要点チェックです!

<要点チェック>

  1. 「癖」が出現するまでと、そのさきの「個性」にたどり着くまで
  2. 「癖」を理解するための"可視化"と"具体化"
  3. "可視化の実践"と"具体化の実践"で理解を深める

あ、「お前、偉そうに語ってるけど何者なん?!」って人は実話語りシリーズ「独学の告白」をお読みくださいな。時間のない方はこちらのプロフィールをどうぞ。

 

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