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ライブにおけるピッチ補正の正しい使い方(参考動画あり)

目次

ピッチ補正とは

ピッチのいい歌とは12平均律に合わせた歌声のことです。

音痴ではないことを大前提にして、例えば「ド(C5)」の音を声で出したとしますね。正確な音は平均律の場合523.251Hzです。しかし出した声は正確にこの音を捉えることはなかなか難しいのが現実です。(正直人の耳では瞬時に小数点以下を判断することはできなので、そこまで正確さを求められるかと言われたらそうではありません。)このような「ほんの少しだけずれた音を補正する」行為をピッチ補正と言います。

実はピッチ補正は現代のポップス界では当たり前に使われています。2000年代に入ってからCD音源に使用する歌は基本ピッチ補正されているものになります。

 

最近の流行り

最近の流行りは、ラッパーの楽曲から学ぶことができます。例えばこの動画をご覧ください。ちなみに私のドライブソングです。

YOUNG JUJUさんの声にかかっているエフェクト。これはまさに強力なピッチ補正です。ケロケロボイスなどと呼ばれていますね。これは調に合わせたスケールが設定されていて、出した声からもっとも近い周波数に補正されます。補正スピードを早めているため、ケロケロしていますね。

ラッパー界隈でのライブはオケだけを流して生歌で勝負するという風習は廃れ、オケに声を入れてある状態でライブするというのが最近の主流です。その場合、どのライブハウスに行ってもエフェクトを持っていかなくて済みますからね。DJにラインで音源を送っておけば手ぶらで仕事ができます。

またオケだけでライブするという場合でも、このピッチ補正エフェクトをかけた声で音痴になることは絶対にないという保証をつけてライブをしています。聴く側は安心してライブを楽しめますね。音痴なライブは割と不快ですから、それがないのが良いと思います。

ライブのクオリティをあげるには、練習するよりも買った方が手取り早いですよね。だからと言って、エフェクトを買ってそのエフェクトを使ったような表現方法を取り入れるということは決して逃げではないと私は思います。そのアーティストの生活環境や考え方が現れた芸術だと考えています。非常に価値のあるものだと思いますよ。

こんな使い方もある

私が今回の記事で伝えたかったことはここからです。この動画をみてください。

https://youtu.be/b9zFe2QbpWs

高橋一生さんとスパかパラダイスオーケストラさんの見事な合奏の違法アップロードですwwwwww

すみません。取り乱しました。

注目すべきところは高橋一生さんの歌声です。かなりピッチが正確ですよね。これはピッチ補正エフェクトが使われています。しかし、よく聞かなければわからないほどの薄さでかかっています。

この使い方は非常に上手だなと思います。

俳優さんの歌声は歌手の歌声よりも下手たのは当たり前です。しかし彼は声がすごくいい!!だからこそこのエフェクトが使われるべきだったのです。だから非常に上手だと行っているんです!!!!!ンァ!!!

声の良さを最大限に引き出し、演奏の良さを最大限によく見せる!それがこのライブの本質です。このライブでピッチ補正エフェクトを使おうと思った大人よ!よくぞ本質が見えている!さすが!!!かっこいい!!

まとめ

後半は取り乱してしまいました。

このピッチ補正はどのような機材で行っているのか、気になりますよね。わかってます。ちゃんと紹介しています。

続きはこちらの記事でどうぞ!

 

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