思想

「良い曲」における4つの共通点をついに見つけた

目次

結論!

  1. 聞いたことがある感じ
  2. 予想を裏切る展開
  3. 過去に体験したこととリンク
  4. メロディが体の動きと似ている

1.親和性(聞いたことがある感じ)

奇怪なジャンルの音楽に初めて触れた時に、「なにこれ?どこがいいの?」となりますよね?これが親和性ゼロの状態です。逆に私たちが昔から慣れ親しんできたポップスの音楽とは親和性が高く、どんな曲でも良し悪しがわかるものです。

売れる曲、神曲、そういう類の曲には必ず高い親和性があるのです。

2.背信性(予想を裏切る展開)

だからと言って、同じ物を聴きすぎても飽きてしまいます。たとえ違う調で違うメロディーでも、雰囲気が同じ出会ったら飽きてしまいますよね。そこで必要なのが背信性です。裏切りが必要なのです。もちろんいい意味での裏切りです。「ここでそうくるか〜!やるな〜!」が必要ということです。

予想を上回るいい意味の裏切り、それが背信性です。

3.回想性(過去に体験したこととリンク)

「初めて聞いたはずなのにどこか懐かしい感じがする」がまさに回想性です。子供の頃に見た景色で偶然聞いた音が使われている。公園の遊具が回るときに出る金属と金属が擦れる音に近い音色。音楽の授業で使った楽器の音。近所の工事現場の音。海や風の音。そいういったもの全てが回想性に繋がる要素です。

当時聞いていた音楽を聴くと鮮明にその時の記憶が思い浮かぶことがあると思います。

4.人間性(メロディーが体の動きと似ている)

「メロディーが人間ぽい」ということです。スキップの時のリズム。歩くスピードと同じリズム。体を動かす時にイメージできる音が実際に表現されているとメロディーに人間性を感じます。

自分の体と音楽を身近に感じた時にいい曲であると思えるのです。

「親和性と背信性」「回想性と人間性」

「親和性と背信性」は「音楽自体が持っている感情を揺さぶる要素」という位置付けで、「回想性と人間性」は「音楽がそれ以外と関連させて感情を揺さぶる要素」という位置付けで理解してください。

簡単にいうと、「前者は音楽自体」「後者は音楽とその他の関係」が力を持っているということです。

まとめ:「マクロとミクロ」両方の視点とバランス

これら大きく分けて2つ、細かく分けた4つのパワーバランスが均等であることが望ましいです。そして1小説、1フレーズ、1コーラス、1曲、1アルバム、1アーティストにまでそのバランスが行き届いていることが大切です。長いスパンで考えたマクロ的視点でも、短いスパンで考えたミクロ的視点でも4つのパワーバランスが保たれていることが「売れる曲」に繋がると言えます。

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