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クラウドを利用したファイル転送サービス
ギガファイル便やFirestorageは「誰かにデータを送りたいけど、PCから出したくないな」や「持っている端末間でデータを写したいけど、フラッシュメモリ持ってないな」といった悩みを解消できるファイル転送サービスです。どちらも無料で利用ができます。
DTMerはPCで作った曲をスマホや音楽再生端末にスムーズに移動させたり、依頼主へ送ったりしなければなりません。その場合にもってこいのサービスですね。
今回はその中でも有名な2つのサービスを比較して、上手に使いわけできるようになろう!という内容です。
使い方は非常に簡単です。
- ファイルをアップロードする。
- URLをコピーする。
- URLを送る。
これで転送は終了です。
受け取りは
- URLを開く。
- ダウンロードする。
- 解凍する。
以上です。シンプルイズベスト。
ギガファイル便
私は主にこちらを使います。大手レーベルとのやりとりもギガファイル便でした。
画面はこんな感じ。実際に開くと広告かなり多めです。運営費をしっかり稼いでいただかないと困りますから、どんどん広告貼ってくださいギガファイル便さん!
ファイルの保存期間を選べます。永久に保存しておくことはできませんが、最大で60日まで保存が可能です。ファイルのアップロードはドラドロも個別にファイルを指定してもできます。パスワードを設けることができ、守りたい情報はしっかり守ることができます。またファイルサイズ上限は200GBまでです。実質無制限ですが、かなり大きなファイルのやりとりにはファイルを分割する必要がありそうですね。
複数のファイルをアップロードした際には、自動で一つのファイルにまとめられ、圧縮されたファイル(.zip)に変換されます。もちろん個別のファイルも残したままその処理が行われます。
事前にZIPに圧縮する手間もいらないという高機能さ。
しかし気をつけなければならないのが、あまりファイル形式に詳しくない人に対しての送信です。複数のファイルを送信して、勝手に圧縮されるとファイルが1つ増えることになりますよね。どれをDLすればいいか混乱するという事態を目の当たりにしたことがあります。相手のリテラシーに合わせて、zip一つにまとめてわかりやすくするなどの工夫も大切です。
Firestorage
私は使いません。ギガファイル便に慣れてしまっています。
画面はこんな感じ。こちらも広告多め。しっかり稼いでいます。
Firestorageの一番の特徴はファイルサイズに制限がないことです。ギガファイル便とはここが違いますね。かなり大きなファイルも分割せずに送ることが可能です。
しかし、保存期間が最大7日間です。ギガファイル便よりも短い設定です。逆にかなり短い時間で設定が可能です。大切な情報をネット上に長い間晒しておきたくない場合はFirestoragew利用する方がいいかもしれませんね。
まとめ
利用の仕方によって使いわけをしましょう。DTMerにオススメはギガファイル便です。
音楽データは48khz 24bit(業界では「よんぱちにぃよん」というらしいです。)で出力してもせいぜい60MBくらいですから、ファイル最大容量を気にしなくても大丈夫だと思います。また、パラデータのやりとりもバラバラでアップロードしても勝手に圧縮されますから、便利ですよね。
一度に膨大な音源データを送信する場合は、Firestorageを利用しましょう。(200GBもやりとりしたことありませんw)
端末間のデータ移動にも用いると良いですね。ちなみに、私の作業環境は全てアップル製品で統一されているので、AirDropで完結します。
また、LINE keepもかなり便利です。私が完成データ以外(途中経過や修正箇所)のやりとりで使うのがLINE keepです。トークに音源データを直で貼れるのが直感的でスピーディーです。PC版のLINEからkeepに入れたデータをスマホで開くことができます。この機能で端末間移動も可能です。また、LINEがインストールされているPCならどの端末からでもログインが可能で、ログインしてさえ入ればkeepの中身も閲覧・ダウンロードが可能です。しかし、欠点が合計1GBしか容量がないところです。4K映像などは取り扱いが難しそうです。私はチェック音源はmp3に圧縮するので1~10MBくらいを多くアップロードしておくようにしています。完成データはまとめてギガファイル便という感じです。