音楽クリエイターの村脇優です。
今回のテーマは[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#f3f3f3″ bordercolor=”” color=”#000000″ radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″ myclass=””]「歌ってみた」でMIX師に気に入られる音源の条件5選[/st-marumozi]です!
最近ココナラでミックスのお仕事をさせていただいる中で、だんだん現場の様子がわかってまいりました。そんな中で「音源はこんな感じで来ると非常にスムーズに作業が進むな!」といった具体的な意見が出てまいりましたので、まとめてみようと思います。
きっとミックスをされている方、誰でも当てはまるような意見ではないかと思います。ミックスの依頼をする際は自分の音源が条件に当てはまっているかチェックリストにしてみるのも良いかもしれませんね!
ちなみに私のココナラでのミックス依頼はこちらからどうぞ!
お得!「歌ってみた」ミックスします DTM歴8年がオケと歌をミックスします(ピッチ補正付き)
目次
ボーカルの音質が良い
ミックスは基本的には「2ミックスのオケ」と「自分で録音した声」を混ぜていきます。
「2ミックスのオケ」はプロが作った音源をそのまま持ってくるので、音質は気にならないのですが「自分で録音した声」はまれに音質がイマイチな時があります。
なぜイマイチになるのかというと、使用している機材に原因があります。
「歌ってみた」をやってみようと思い立ったら、まずは「スマホのマイクで録音してみよう!」とか、「イヤホンについてるマイクで録音してみよう!」とか、思いつくのではないかと想像します。
しかしながら、スマホやイヤホンのマイクの音質はミックスには向いていません。
ミックスに適したマイクとPCをつなぐオーディオインターフェイスを使用するのがベストです。
今回はなるべく価格を抑えた、最低限の音質が録れる機材をご紹介します。
画像や商品名をクリックでサウンドハウスさんのページにジャンプします。
オーディオインターフェイス
おすすめは「STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR12 USBオーディオインターフェイス」です。
1万円を切る低価格で、必要最低限以上の音質で録音が可能です。
オーディオインターフェイスとは
現実世界の音をデジタルの世界に送る装置です。マイク(アナログ機材)とPC(デジタル機材)の間で、アナログとデジタルを変換し、音声情報のやりとりをします。マイクで収録できる現実世界の音は非常に微弱で、PCに直接マイクをつないでも音が小さすぎて使い物にならないため、オーディオインターフェイスで微弱なアナログ信号を増幅させてPCに取り込む必要があります。
出典:自分
コンデンサーマイク
おすすめは「audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT2020 コンデンサーマイクロホン」です。
Amazonやサウンドハウスでベストセラーのモデルです。
約1万円で低価格ながら、しっかり使い物になる音が録音できます。
安心のオーテク製です。
コンデンサーマイクとは
コンデンサー(電気を蓄えたり放出したりする電子部品)を用いたマイクロフォンです。使用するにはファンタム電源48V出力に対応したオーディオインターフェイスなどが必要です。電源を使用しないダイナミックマイクに比べ、感度も高く高解像度な音が収録できます。
出典:自分
セットがお得
セット販売が非常にお得です。
画像は「FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Scarlett Solo Studio Pack (gen. 3)」です。
「オーディオインターフェイス」「コンデンサーマイク」「モニターヘッドフォン」「ケーブル類」「有料DAWソフト」がついてなんと2万円とちょっと!
別々で買ったら、4~5万円はするところなんと2万円ちょっとです。
色々なメーカーがセット販売をしているのでぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
ピッチが安定している
歌のテクニックについてです。
「歌ってみた」のミックスでは作業内容に「ピッチ補正」なるものがあります。
プロのどの音源においてもそうですが、必ずボーカルはピッチ補正がされて商品として聞きやすい音程になっています。
その工程を「歌ってみた」ミックスでも行うのが一般的です。
ミックスする側からすると、ピッチが安定しているととてもありがたいです。
明らかに音痴な状態や練習が足りてない状態の音源でも、頑張ればなんとかなります。
しかしながら、良い作品を作る上では元素材のピッチが安定しているに越したことはないのです。
歌い手の皆さんは頑張ってピッチの良い素材を録音することを心がけてみてください。
タイミングが良い
ピッチと同じくらい大切なのがタイミングです。
ピッチ補正と同様にして、タイミング補正も工程に含まれています。
タイミングはカラオケの採点で「走り」とか「タメ」とか出てくるあれです。
楽曲のテンポよりも早いタイミングで歌ってしまったら「走り」逆は「タメ」です。
「タメ」は楽曲の表現としてアリな場合が結構あるのですが、「走り」は99%が補正対象です。
ピッチ補正同様、結構ずれててもタイミング補正できます。
しかしながら、その箇所が多いと見落としてしまったり他のことへの注意が下がったりして総合的に楽曲のクオリティが落ちてしまうかもしれません。
ピッチ同様、良い作品を作る上で元素材のタイミングが安定しているに越したことはありません。
歌い手の皆さんはぜひリズム感を鍛えて、ノリノリな歌を録音してみてください。
注文が具体的
続いて注文の仕方についてです。
- 部分的にエフェクトをかけて欲しい
- ハモリを作って欲しい
- 原曲に近づけてほしい
などなど、このようなざっくりした注文をされると少々困ってしまいます。
どの部分にどのようなエフェクトをかけて欲しいのか、どの部分にハモリを作るのか、原曲のどの部分にどのように近づけるのか・・・・てな感じです。
注文する人の立場になって考えてみると、頭の中では理想系があるのだろうなと予測できます。
その言語化に手こずっているんだろうなと。
そこをもう一歩頑張って、あと一言具体的な言葉を入れて欲しいです。
例えば、、、
- Bメロ(0:35)の部分には、音が広がっていく感じにして欲しい
- 全部のサビで原曲と同じように上ハモリを作って欲しい
- 原曲の声のエフェクトや左右から声が聞こえる感じを再現して欲しい
こんな感じでしょうか。
ここまで意思表示が具体的だと、ミックスする側も「この注文はあのエフェクトを使えば良さそうだな〜」とか「原曲のハモリを注意して聞いて参考にしよ〜」とか「原曲のエフェクトとかパン振り気にしてみよ〜」とか、注文を受けた時点で具体的な行動が想像しやすくなります。
歌い手の皆さん、ぜひあと一言具体的にしてみましょう!
修正が具体的
一旦楽曲のミックスをして、修正箇所を注文していただく際のお話です。
こちらは完成した素材があるので、最初の注文よりも具体的になりやすいと思います。
ミックスする側の人が知らない楽曲をミックスして仕上げる場合は、補正した音階が間違っている場合が多々あります。
その修正の内容が具体的だと、修正がとてもしやすいです。
- 1:33の「たらりら〜」の部分の音階「C→D」
- 2:04の「たらりら〜」の「り」は前の音と同じ音で
こんな感じで時間と歌詞と、音まで指定してもらえると一瞬で修正が終わります。
もちろん、もっとざっくり注文でもなんとかなります。
なとかなりますが、良い作品を作る上でry。
といった感じです。
まとめ
さていかがでしたでしょか。
この5つを守れば、ミックス師の方々から気に入られること間違いなしです。
またミックスをしたいなと思ってもらえる音源ということは、誰が聞いても良い素材ということです。
その素材でできた音楽はきっと、良い作品です。
良い作品作りを楽しみましょう!
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