新音楽ジャンル『Newtro(ニュートロ)』とは

音楽家の村脇優です。

今回は

新音楽ジャンル『Newtro(ニュートロ)』とは

と言うテーマでお話ししていきます。

ぜひ最後までご覧ください!

目次

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『Newtro(ニュートロ)』とは?

『Newtro(ニュートロ)』とは2020年現在、韓国で流行中の新概念・新音楽ジャンルです。

「現在や未来(New)」「過去(Retro)」をミックスした新たな過去の表現のことです。音楽や服の流行は数十年ごとに廻り巡ると言われていますが、まさに廻り巡ってきた「過去(Retro)」の文化が「現在や未来(New)」とミックスして『Newtro(ニュートロ)』が生まれたのではないでしょうか。

服においても「抜け感」や「わざと古い感じ」などのファッションテクニックがお洒落な流れがあったと思いますが、それが次第に「抜け間があるのが当たり前」だったり「わざと古い感じが当たり前」だったりと時間と共に進んでいくことで、「抜け間」や「わざと古い感じ」をベースとした新たな服装が流行しだすようなイメージでしょうか。これを”時代は回る”と定義することで、よりシンプルに理解できるのではないでしょうか。

同様にして”時代は回る”を音楽に当てはめれば今回の『Newtro(ニュートロ)』も合点が行きます。

 

『Newtro(ニュートロ)』とはどんな音楽か

参考楽曲をいくつか選んでみました。どの曲も2018年以降のリリースですが、どこか懐かしいですよね。

The Weekend / Blinding Lights (2020)

 

TWICE / I CAN’T STOP ME (2020)

 

Yubin(ユビン) / 숙녀 (淑女) (2018)

 

YUKIKA(유키카) / NEON(네온) (2019)

 

まとめ

80~90年代を彷彿とさせるサウンドに現代的なメロディが組み合わさり心地の良い音楽ジャンルとして成立していると私は思います。音質はミキシングやマスタリング技術の向上によって確実によくなっています。何より再生環境のプラットフォームがレコードやCDをはじめとする物理的な記録メディアから、ストリーミング再生へと変化しました。この大きな変化はミキシングやマスタリングの考え方や技術にも影響を与えたと思います。

『Newtro(ニュートロ)』はただ”あの頃”をもう一度再現しているわけではなく、現代の文化に最適化していると言えるのではないでしょうか。

 

 

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