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アメリカにはアイドルがいないらしい

どうも〜。音楽Pの村脇です。はじめに宣伝しておきます。
私がプロデュースしておりますアーティストが2019年6月12日にCDデビューしまして、オリコンシングルランキング初登場48位にランクインしました。インディーズウィークリーチャートでは4位、またタワレコウィークリーチャートでは2位を記録しました。

それがこちらです。
YouTube https://youtu.be/nQDonzuLab8
iTunes Store https://music.apple.com/jp/album/i-still-have-you-single/1466199625?l=ja&ls=1&app=itunes

さて、今回の話題は

アメリカにはアイドルがいないらしい

です!

早速行きましょう!

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目次

アイドル天国アジア圏

アメリカの大学に留学中の友達が夏休みで日本に帰ってきていました。彼とは中学時代からウマの合う仲間です。そんな彼がアメリカから持って帰ってくる情報に私はいつもよだれを垂らしてくらいつくのです。今回は音楽のことをたらふく教えてもらいました。その中で注目すべきポイントが「アイドル」についてでした。

どうやらアメリカにはアイドルがいないみたいです。

アイドルはアジア圏での流行りで、海の向こうでは一切流行っていないそうです。その事実を私は信じられませんでした。そう言われてみれば、海外アーティストの「アイドル」ってみたことないですよね。

合わせて少し恥ずかしい気持ちにもなりました。日本の音楽ランキングのトップにはいつの日からかアイドルばかりになりました。私はアイドルのやっていることに対してそれを「音楽だ」と認めてはいません。胸を張ってJ-POPを世界で語れるようになるにはまだしばらくかかるでしょう。

アメリカはシンガーソングライターの国

ではアメリカでの音楽事情はアイドル文化と比較してどのような柱に支えられているのでしょうか。

アメリカでは基本が「シンガーソングライター」で曲は自分で作るものという認識が大前提であるようです。楽曲提供の文化はほとんどないみたいです。楽曲提供した場合は、楽曲提供したことが前面に押し出され、提供の部分もプロモーションの一部として扱われています。例えば、Travie McCoyのBillionaireという楽曲はBrunoMarsが楽曲提供をしていますが、BrunoMarsも楽曲に参加してMVにもがっつり登場しています。楽曲の表記もfeat.の後に記載があります。イギリスでも同様で、OllyMursのMovesという楽曲はEdSheeranの提供によるものです。Edが楽曲を提供したことも含めて宣伝されています。Wikiにも記載があります。https://en.wikipedia.org/wiki/Moves_(Olly_Murs_song)

日本では自分で音楽は作れないけれど人前で歌って目立ちたい人が多くいます。音楽をやっていく上で、曲が作れるか作れないかはもっとも大切なことの一つです。大切なことが欠落した状態で目立ちたいというのはワガママのように感じることさえあります。

アメリカでは芸能事務所もそれほど多くなく、アーティスト自身がマネージャーを自分で雇うということがよくあるそうです。セルフプロデュース力に圧倒的な差があるのがわかります。

この差が何を意味しているかというと、簡単です、アーティストが音楽で食べていけるようになるのが遅くなるということです。日本ではプロデューサーに出会うまで音楽で食べていけるようになりませんよね。自分で自分をプロデュースして自分でデビューさせるという考えがありません。いつか事務所に拾ってもらって、いつかメジャーデビューできるように業界関係者にアピールしていくというのが主流です。これでは若いアーティストが社会で活躍するのは本当に難しくなります。事務所側も良い音楽家を見つけるのに一苦労です。おかげで10代で爆発的人気のあるアーティストはしばらく出てきていないですよね。80年代のソロアイドル全盛期からーー。

まとめ:日本人も自分で曲が作れるようになろう!

日本では音楽に対して堅苦しい印象を持ってしまいがちです。「音楽は才能のあるやつにしかできない」だとか「音楽で食っていくなんてほんの一握りだ」だとか。そんな難しいことは考えなくていいはずなんです。音楽はお金を稼ぐものではなく、楽しむものです。日本の音楽は商業化しすぎました。これからは"楽しみ"の部分に大きなウエイトを置いて音楽をやっていくべきです。最初からいい音楽を作ろうとせず、楽しんでヘラヘラして音楽を奏でていけたらそれでいいんです。それを誰かに聞かせて、その誰かともヘラヘラできたら最高です。その波紋が自然に広がっていけるような社会になることを祈っています。そして、その社会を作れるような音楽活動を私はしていきます。ぜひ応援よろしく!

 

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