【ワキワキ音楽評論#2】名曲「チョコレイト・ディスコ / 中田ヤスタカ(Perfume)」を語らせてくれよな。駆け出し音楽Pの小言。

生きる伝説中田ヤスタカ氏の楽曲、Perfumeの三人のプロポーション、そして振付師。彼らが生み出してしまった芸術作品について語らせてくださいよってことよ。

公式ページ

目次

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まずは概要からね

ウィキのページあるから、本当に詳しく知りたい方はこちら

2007年のバレンタインデー&ホワイトデーの時期にリリースされた2つのシングル「ファン・サーヴィス[sweet]」そして「ファン・サーヴィス[bitter]」。どちらも限定版で生産した分だけしか売りませーーーん!っていうキャンペーンの打ち出し方でしたね。そんな理由もあって翌年に発売されたアルバム「GAME」にバッチリ収録されましたとさっ。私は当時小学5年生でした。

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感想(86件)

Perfumeが売れるきっかけになった曲

こちらの楽曲はオリコンウィークリーチャート31位(レコチョクではデイリー1位を記録)と、デビュー以来最高位をマークしました。そこで人目に付き安かったというのも売れる理由の一つでしょう!しかし!!!!あの木村カエラ様が偶然見かけたPVを評価し、自身のラジオ番組で4週連続で取り上げたというじゃぁありませんか!!!ピコ太郎がジャスティンで売れたの同じ売れ方ですね!!!こちらの動画をご覧あれぃ!!!

このインタビューで彼女達は初めて知った様子でございますね。信じられない!といったリアクションで好感が持てます。

このように木村カエラさんの猛プッシュのおかげでようやく日の目を浴びたわけでございます。中田ヤスタカ氏はどう思っていたのでしょうか。作曲家目線ではそちらのほうが気になりまする。そろりそろり。

木村カエラ:日本の歌手、ファッションモデル。

2004年「Level42」でメジャーデビュー。2009年6月発売の配信限定シングル「butterfly」が大ヒット。同年紅白歌合戦に出場し「butterfly」を披露。日本人の母とイギリス人の父をもつ日英ハーフ。まじかわいい。詳しくはこちら

コード進行がすごい

この楽曲を聞いた時みなさん、「明るい」印象を受けたのではないでしょうか。一般的には「明るい」印象を受ける楽興はメジャースケールの楽曲何ですが、この「チョコレイト・ディスコ」は何とマイナースケールの楽曲なのです。

キーはCマイナーですね。

わかりやすいコード進行とメロディでここまでの雰囲気が表現できるのだなぁと非常に勉強になった一曲でございます。どこがどう勉強になったのか見て生きます。

こちらの曲のコード進行をわかりやすく説明するために、キーを−3させていただいてAマイナーにさせていただきます(AマイナーはCメジャーの平行調ですのでCメジャーだと思ってくれちゃって大丈夫です。)。

イントロ

チョコレイト・ディスコが繰り返される部分です。

Dm7 Em7 FM7 G
Am Dm7 Em7 F/G Am

こんな流れ。メロディーは一定なのにコードの順番をずらして1周目と2周目に変化をつける作戦炸裂でございます。

Aメロ

Dm7 G Am

これの繰り返しだけ!

Bメロ

Dm7 Em7 Am7 C

を繰り返した後に

Dm7 E♭ F

でサビに向かいます。

 

サビに向かう架け橋の部分がスッキリまとまっています。しかもAメロよりもメロディのつまり具合がまして、感情が高ぶる様子を表現しているように感じ取れます。

サビ

C Am7 Dm7 G

これと

Em7 Am7 FM7 G

これの

組み合わせ!

シンプルでわかりやすいかつおしゃれな展開。イントロとはまた違った雰囲気。それもそのはず。サビ以外がマイナースケールで、サビをメジャースケールで目立たせてやがる!!

同じメロディで同じ歌詞なのに雰囲気が違うのはそういった理由から何でございました。

歌詞を深掘りしていくぅ

なぜか教室がダンスフロアに

この歌詞の中で結論を示す一言。それがこの「なぜか教室がダンスフロアに」です。思いが届いたか届いてないのか、そんなことはどっちでもいいんです。バレンタインの浮き足立つ感覚や男子女子の雰囲気、その時々の気温や湿度、それらを一つの言葉で表したのです。この言葉が出るまでに男女の細かい気持ちが表現されています。「計算する女の子」と「期待してる男の子」このどちらもが、その事実を隠しているのですね。それが解放された瞬間を物語るのもこのキーワード「ダンスフロア」です。

この言葉が出て以降は何が起きたのかは謎に包まれていますね。だって「チョコレイト・ディスコ」しか言わないんですもの。

この楽曲はチョコレイトを渡す女の子の気持ちと、渡される男のこの気持ちが同時に記されています。多くの人に受け入れられたのはこの曲の歌詞の間口が広かったからでしょう!

 

まとめ

みなさんの数ある青春の1ページにバレンタインの思い出はありますでしょうか。私はそれほどありませんが、無くはないです。その1ページを直接思い出させてくる心底迷惑な楽曲の1つがこの「チョコレイト・ディスコ」ではないでしょうか。たかがアイドル、されどアイドルです。特にPerfumeに関しては、Pが天才であり、日本の音楽シーンの未来を作った人間ですから、一味違った音楽を体験させてもらえます。

みなさんの音楽ライフが少しでも楽しくなったら幸せです。

お時間いただきありがとうございました。

 

 

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