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大学生が楽曲提供で月収15万稼げるようになった方法

目次

はじめに

どうも。音楽家の村脇です。2020年現在はプロの音楽家として作曲活動をしたり自分が人前に出て歌ったり、ブログで音楽に関する情報を発信したりしています。
今回は私がプロの音楽家になるにあたって、大学生時代に行った「楽曲提供で月収15万円稼げるようになった方法」を具体的に紹介していきます。
皆さんも同じように真似をすれば月収15万円稼げるようになってしまうかもしれません。
当時大学生でしたから、大学とバイトをしながら楽曲提供の仕事をし始めましたので、副業でも全然やれちゃいます!
副業ブームの今、周りとは違う副業にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね!!

楽曲提供で月15万円稼げるようになったストーリ

長くなるので手っ取り早く知りたい方は飛ばしてください!!ww

お話は少し前に遡ります。

作曲を始めたのは13歳(2008年)でした。クリスマスに母に買ってもらったDSiで作曲を始めました。きっかけは今は亡き「ニンテンドーDSiショップ」にて、お小遣いで購入した600円の「リズミックス」というシンセサイザーでした。お小遣いを溜めて高いゲームを買うまで待てず、DSiショップに手を出してしまった記憶があります。はじめにやったのは、学校で音楽の授業で歌っていた『「思い出がいっぱい」の楽譜を打ち込んでみた』でした。それから、学校で配られる楽譜は全て打ち込んで再生するようになったのです。

ゆっくりと曲がどうやってできているのかを理解していきました。5曲ほど打ち込んだあたりから、自分でも曲を作ってみようと思い立ち、やってみることにしました。

しかし、どうもうまくいかず不協和音ばかり生まれました。あたりまえです。和声の知識などこれっぽっちもありませんし、コード進行だって知りませでしたから、何がどうなれば気持ちいい音がなるのか理解するまで時間がかかりました。

幸いなことに、学校でもらった楽譜にはコード進行が書かれていました。楽譜の上にひたすら書かれているアルファベットの正体をインターネットで調べ、コード進行の存在を知りました。

それから、コードを自分で打ち込むようになったのですが、どう組み合わせたらいいのかわかりません(和声の知識がry...)。そこで私はコード進行を勉強すればよかったのですが、遠回りをしました。作曲開始から2年後

ピアノ買って。

中学3年のクリスマスにピカピカ光る子供用の電子キーボードを買ってもらいました。一緒に初心者向けのキーボード本をお小遣いで買ってきて、その本をみながら毎日練習しました。

次第にUフレットをみて弾き語りができるようになってきました。この辺りから、和声の仕組みに気付き始めました。曲によって出やすいコードがあるなと思うようになりました。

それから、ピアノとDSiシンセサイザーで音楽を楽しんでいたら、PCで作曲ができるという情報を耳にしました。DTMです。すかさず、

PC買って。

祖父が高校入学のお祝いにPentium搭載のWindousPCを買ってくれました。高校一年生にしてDTMerデビューです。

それからというもの、PCによる作曲に取り憑かれた私は、ピアノで弾き語り、ピアノで作詞作曲し、出来上がった曲をPCに打ち込んで演奏させてオリジナル曲カラオケを楽しむようになりました。それができるようになったのは高校3年生の時でした。

この辺りから、歌手になることを明確な夢として持つようになったのです。

高校3年の夏、田舎のお祭りのステージで人前で初めて歌いました。あの時の快感は忘れもしません。人前で歌う喜びを知ったのです。

大学に進学して、大学に通いながらミュージシャンへの道を目指し始めました。毎日毎日作曲をして、バイト代でソフトや機材をどんどん買いました。

都市部に出かけていってライブハウスで歌うようにもなりました。音楽仲間も次第に増え、作曲スキルも上がり、あれよあれよと時間が過ぎていきました。

そして大学4年生の頃、私はバイトをやめて独立し楽曲提供の仕事1本で食べていけるようになっいました。

楽曲提供の流れ

昔話は一度中断してが曲提供の流れを説明していきます!!w

流れはこんな感じ

  1. 営業
  2. 受注
  3. 打ち合わせ
  4. 作曲
  5. 途中経過報告1/2
  6. 修正1/2
  7. 途中経過報告2/2
  8. 修正2/2
  9. 完成
  10. 納品

営業

まずは営業活動をしましょう。楽曲提供は発注ベースの仕事なので、注文が発生しなければ仕事はありません。自分で仕事を生み出しましょう。私が実際に行っていた営業活動は以下の通りです。

  • イベンターと知り合いになり、楽曲提供を必要としている人を紹介してもらう。
  • 自らイベントに出演し、楽曲提供を必要としている人と知り合いになる。
  • ネットで見つけたイベントに足を運び、イベンターや楽曲提供を必要としている人と知り合う。
  • 口コミで広めてもらえるように仕掛ける。
  • ツイッターで楽曲提供の仕事をしていることを呟く。またDMする。

私が行っていたのは以上の5つです。もともと初対面の人と関わるのが大得意というわけではなかったため、楽曲提供を始めた頃は正直きついなと思うこともありました。しかし、根気強く進めていく中で、リピートしてくれる方や口コミで協力してくれる方々と出会い、うまく仕事が回るようになりました。

大切なの『より多くの人に楽曲提供をしている人だと認知されること』です。

受注

営業を進めていけば必ず注文が発生します。大丈夫です。あなたの楽曲を必要としている人は必ずいます。受注を受けたら、まずは打ち合わせをする流れに持ち込みましょう。打ち合わせでその受注を確かなものにするのです。

大切なのは『音楽は目に見えない商品だけにお金にするのが難しい』ということです。依頼主はいつでもキャンセルできるものだと考えている場合が多いです。作業を進めてしまったけれど、「やっぱりキャンセルです」と言われないように気をつけましょう。

打ち合わせ

打ち合わせでリサーチすべきことは以下の通りです。

  • 作詞、作曲、編曲のどの依頼を受ければ良いのか
  • 参考楽曲2曲程度
  • 曲のイメージやコンセプト
  • 入れて欲しいフレーズや言葉
  • 音域
  • どのような売り出し方をする曲なのか
  • どのような人が歌うのか
  • 好きな雑誌や映画、アニメや漫画など
  • なぜ音楽を始めたのか

私は以上のことを気にしてインタビューしていました。依頼主にぴったりのイメージの曲を書ければ次の受注につながるからです。徹底的にリサーチしました。リサーチする上で大切なことは2つあります。

1つは『どのような曲を作るかという具体的な話をすること』、もう一つは歌い手にぴったりの曲にするにはどうすべきかを考慮したインタビューをすること』です。

作詞作曲

参考楽曲や楽曲の構成などが打ち合わせで決まったら、作曲作業に移ります。作曲する時に必要な情報は予め打ち合わせで決めておきましょう。わからないことがあったら、すぐに依頼主に質問するようにして、余分な作業をなくす意識を常に持ちましょう。

作曲で大切なことは『本質は「いい曲を作ること」だということを忘れないこと』です。依頼主にぴったりで、作曲者も納得のいくものを作ることを本質におきましょう。依頼主と意見が食い違う場合は、しっかりと話し合って本質の確認をしましょう。

途中経過報告1/2

私は「作詞作曲」ができた段階で一度確認してもらいます。私の作曲スタイルはピアノでコードを押さえながら、歌詞を歌うというスタイルです。スマホで弾き語りを録音して依頼主に送ります。雰囲気の「ふ」のじが伝わればOKだと思いますよ。依頼主からもっとわかりやすくと言われた場合は、依頼主にわかりやすいやり方で途中経過を報告しましょう。

依頼主にやってほしいチェックは以下の通りです。

  • 歌詞やメロディーの方向性は間違っていないか。
  • 作詞やメロディーに関する細かい修正箇所があるかないか。

現段階では依頼主も判断が難しいので、ざっくりとした質問をすると良いでしょう。依頼主も作曲者が何を知りたいのかを明確にしてもらうことでより良い楽曲を作ろうとしているという意図が伝わりやすくなることでしょう。

途中経過1回目で大切なことは『大まかに方向性が間違ってないかを確認すること』です。細かい修正箇所がある場合は

修正1/2

歌詞やメロディーに問題がなければ次の工程に進みましょう。もし修正箇所があった場合は、打ち合わせの段階でミスをしている可能性が大きいです。より詳細を求めたインタビューをするように心がけましょう。

修正時に大切なことは、『依頼主の理想に少しでも近づけること』です。依頼主は作曲ができない人である場合が多いです。そのような方々の頭の中にあるイメージを現実にするのは簡単なことではありませんが、想像を超えるような作品を提出するの一つの手段です。

編曲

修正と合わせて編曲もしましょう。修正箇所を反映しつつ編曲をするのがオススメです。打ち合わせの段階で、使いたい楽曲や参考楽曲が挙がっているはずですから、それらを上手に反映しましよう。さらに、ミックスとマスタリングもここで済ませてしまいます。仮歌も入れられると尚良いでしょう。

編曲で大切なことは『歌詞とメロディーが最も活きる編曲をすること』です。いい歌詞、いいメロディーでも編曲が悪いと良い評価はされません。逆に歌詞もメロディーもそこそこだったとしても、編曲がずば抜けてよければ良い評価がされることがあります。

途中経過報告2/2

編曲が住んだら軽いファイル形式(mp3がオススメ)で途中経過をミックスダウンして送信しましょう。2回目の途中経過報告に対する修正はかなり細かいところまでみてもらうようにしましょう。

  • 音域より高かったり低かったりする音はないか。
  • 発声しにくい言葉はないか。
  • 足したり削ったりしてほしい楽器やフレーズがないか。
  • アレンジの展開で気になところはないか。

などなど、あげればキリがないですが細かいところまでみてもらうようにしましょう。一発OKの場合もあるとおもいます。その時は素直に喜びましょう!あなたの編曲が依頼主の予想を遥かに超えたことになります。

大切なことは『細かい修正点を聞き出すこと』です。

修正2/2

2回目の修正で完成させましょう。ほとんど完成している段階で、途中経過報告をすると、修正箇所が細かいぶぶまで絞ることができるのです。完成間近に大きな修正をしてほしいという依頼はほとんどありませんでした。まれに、この曲はぼつにしてもう一つ別の曲を作ってくれと言われたことがあります。そういう場合はまた別料金がかかるとはっきり言うようにしましょうね!

修正で大切なのは『依頼主の意見を尊重する』ことです。編曲はかなり個人によって色が出ます。編曲の段階で自分のこだわり部分が入ってしまっているので、修正2回目では依頼主の意見を尊重するようにしましょう。

完成

OKが出れば完成です。まだ修正箇所が挙がる場合は、追加料金をもらって修正しましょう!より良い作品を作りたいと言う意思が強い依頼主さんであれば、追加料金は気にせずリテイクしてきます。

完成に際して大切なことは『終わりをしっかり決めること』です。終わりを決めないといつまでも曲は完成しません。やれることは無限に存在します。迷ってしまうくらいなら、潔く完成にしてしまいましょう!

納品

納品時に気をつけることは、依頼主がどのような再生環境を持っているかを確認することです。私はマスタリング後にCDを作成し、原盤(原本)を作ってから複製を渡すようにしていました。また、データファイルもギガファイル便で送信してかくじPCやスマホに保存してもらうようにしていました。

ファイル形式はWAVで24bit/48kHzで書き出したものです。仮歌いり、歌なしオケのみ、ハモリ入りオケ、のように様々な形態の音源を出力すると依頼主さんは助かるはずです。

また作詞作曲に関しては「著作権」をどうするべきかが難しいところです。私は「著作権譲渡契約書」を2部用意し、サインしてもらって1部ずつ依頼主と私で割印を押して保存しています。「著作権譲渡契約書」はネット上に自由に使えるテンプレートが存在するので、そちらを使用するのをオススメします。しっかりとした団体に提供する場合はジャスラックなどの著作権管理団体に管理を委託するのをオススメします。

大切なことをまとめると『納品携帯は依頼主になるべく合わせ、高音質なものを渡すこと』『著作権の書類を作って落ち度なく取引をすること』の2点になります。

楽曲提供にはお客さんが必要(ストーリーの続き)

具体的な話を間に挟んで、大学4年で楽曲提供のフリーランスとして独立したお話に戻ります。

楽曲提供において特に大切なことは2点です。

  • お客さんを見つけること。
  • 誰がどこで歌っても恥ずかしくないものを作ること。

お客さんを見つけること

継続して注文してもらえそうなコミュニティを探す

大切なこと1点目の『「お客さん」を見つけること』について詳しく述べていきます。

はじめには「楽曲提供は発声ベースの仕事」と書きました。これはお客さんがいないと成り立たない仕事と言うことです。特定のお客さんが依頼をしてくれなければ仕事が始まらないのです。

そこでお客さんを見つけるための具体的な行動を教えてしまいます。先述した「営業」のところにも通じるところがありますので、飛ばしてここまで読まれた方は「営業」の部分をさらっと読んでもらえるとすんなりと話が入ってくると思います。

結論から言うと、『継続して注文してもらえそうなコミュニティを探すこと』これさえできれば正直入れ食いです。

私が実際にやったのは次の通りです。

  • 場所選び
  • 人選び

まずは場所選びです。基本的に資本主義社会の鉄則として先駆者が最も儲かるとされていますよね。これを軸に考えれば、市場規模の小さいところに飛び込んでいけばその土地では有力者になれる可能性が高いと言えます。

音楽は基本的に都市部で行われています。関東、関西、名古屋、三代都市の周辺ですね。これらの中で最も音楽市場規模の小さい都市は名古屋です。静岡県浜松市で生まれ育った私は三代都市の中で最も市場規模の小さい都市を狙って営業をかけました。

次に人選びです。どのような人をターゲットにするのかを考えましょう。私のは場合は、歌物を作るのが得意でしたので、『歌を人前で歌いたいけど自分で曲を作ることはできない人』をダーゲットに絞りました。

ひとまずここまででまとめましょう。

  • 場所選び:市場規模の小さいところ→名古屋(三代都市中最小)
  • 人選び:歌を人前で歌いたいけど自分で曲を作ることができない人

名古屋でこのような人がいるところを考えていきます。「ライブハウスでオケを流して歌を歌うイベントをやっている場所」を探せば良いのです。Twitterで条件にあうイベントを開催しているイベンターや歌い手を見つけ出します。ライブハウスでも構いません。そういった人にまずは「私もライブに出たいです」とDMを送ってみましょう。

このようにして『歌を人前で歌いたいけど自分で曲を作ることはできない人』を見つけ出すのです。

コミュニティを見つけたら次は信頼を築こう

次ははどんな楽曲を作れるのかをプレゼンしましょう。プレゼントいっても、「プレゼンします!」と始めるのではなく、自然と聞いてもらえるようにするのです。私の場合はライブで自分が歌いました。『自分で作詞作曲編曲レコーディングミックスマスタリングをして音楽活動をしています。』とステージでいいましょう。ステージではお客さんに向かって言うような感じで話しましょう。本当は共演者やイベンター、ライブハウスに対して言ってい流のは隠しておいてください。

この作業が済んだら、いよいよ営業のタイミングです。『実は楽曲提供の仕事をしてるんですが、お試しで1曲描かせてもらえませんか?安くしますよ!』これを言っちゃいましょう。その場で連絡先を交換して後でこちらからもう一度アプローチします。

ラインなどで一通り挨拶が終わってから、『楽曲提供の話ですが、本当は〇〇万円のところお試しで〇〇万円でいかがですか?もし興味会ったら連絡ください!』と軽い気持ちで伝えましょう。

最初の目的は「儲けること」ではなく「依頼をとること」です。そして『一度依頼をもらった相手はリピーターになってもらえるようにすること』が大切です。

そうしてだんだんと信頼関係を気付きながら、リピーターを増やし『コミュニティ全体に楽曲提供をしている人』のレッテルを貼ってもらえるようにしていきましょう。

あとはひたすら繰り返し

ここまでできてしまえば、あとは放っておいても仕事が入ってきます。もう一度おさらいです。

  1. 継続して注文してもらえそうなコミュニティを探す
    ・場所選び:市場規模の小さいところ→名古屋(三代都市中最小)
    ・人選び:歌を人前で歌いたいけど自分で曲を作ることができない人
  1. コミュニティを見つけたら信頼を築く
    ・『自分で作詞作曲編曲レコーディングミックスマスタリングをして音楽活動をしています。』とステージで言う。
    ・『実は楽曲提供の仕事をしてるんですが、お試しで1曲描かせてもらえませんか?安くしますよ!』と演者とイベンターに伝える。
    『楽曲提供の話ですが、本当は〇〇万円のところお試しで〇〇万円でいかがですか?もし興味会ったら連絡ください!』と連絡をいれる

このようにしてリピーターを増やすことに専念してください。

誰がどこで歌っても恥ずかしくないものを作ること

クオリティに関しても述べておかなければなりません。これまでは外側の話でした。コミュニケーション能力があれば誰でもできてしまうお話しです。しかしここからは違います。中身の話です。

例え楽曲提供をしているとしても、ステージで流れてる曲のクオリティが酷ければ依頼はきませんよね。ここまでの話はクオリティが高いことが大前提でもあったのです。

ではどの程度のクオリティがあれば良いのでしょうか。具体的に話していきます。

  • 「デジタル」と「アナログ」の知識があること
  • ネットリテラシーがあること
  • PCに関する知識があること

この辺りは当たり前に必要な条件です。次に音楽的な話です。

  • 音圧がプロの楽曲と比べて遜色ないと。(マスタリング力)
  • 音によって大きすぎたり小さすぎたりしないこと。(ミックス力)

この辺りです。

マスタリングに関しては、正直ここ最近のプラットフォームの変遷によって音圧戦争に終止符が打たれ始めているので、なんとも言い難いのですが、、、

『YouTubeにアップロードしたときに綺麗に聞こえる』を意識したマスタリングならどこに出しても問題ありません。CDに焼いたときの音は気にしなくてよくなりました。

ミックスはアメリカのポップス市場の音を真似するようにしましょう。ストリーミング音楽の最前線はアメリカです。YouTubeやサブスクで聞いた音源を真似してミックスをするようにしましょう。

まとめると

  • マスタリングはYouTubeで流れることを想定して作ること
  • ミックスはアメリカのポップス市場を真似すること
  • ネットリテラシーを身に付けること
  • PCの知識を身に付けること

このようになります。

PCの知識については音源ファイル形式やビットレート、サンプリングレートなど専門用語が何を指しているのかをすぐに答えられる程度に身に付けておきましょう。

価格設定と作業量

とってもとっても大切なセクションに来ました。

価格設定です。

計算方法は次の通り。

月に稼ぎたい額 ÷ 月に書ける曲数 = 1曲の金額

タイトルにある通り、月に15万円稼ぐための計算をしてみましょう。

¥150,000 ÷ 5曲 = ¥30,000

こうなりますね。はじめは¥30,000オススメです。初めての依頼の人は¥30,000のところを¥20,000でどうですかと言ってみましょう。

大体1週間に1~2曲書けば15万円になります。私はこれに追加料金を設定していました。料金表は次の通りです。

作詞作曲編曲セット ¥30,000
作詞 ¥15,000
作曲 ¥15,000
編曲 ¥20,000
ミキシング ¥5,000
マスタリング ¥5,000
リテイク 2回まで無料(3回目以降 ¥500/項目)
レコーディング ¥4,000/h(ピッチ補正ミックスマスタリング込)
BGM制作 ¥25,000
ジングル制作 ¥5,000
楽譜作成 ¥5,000/パート
お急ぎ納品 要相談
打ち合わせ 何度でも無料

ぜひ参考にしてください。相場よりかなり安く設定していました。

この料金設定にしたのは、次のステップがあったからです。段階的に捉えていた事務所との専属契約のために、かなり安く数をこなす方法を取りました。おかげで名古屋の事務所の目に留まり、専属契約することができました。

専属契約できなかった場合はキャリアに合わせて値上げをしていく予定でした。

楽曲提供を仕事にするマインド(ストーリーの続き)

最後に心の話です。

大学3年から4年にかけて周囲の人たちは就職活動をしているなか、私は一切脇目も振らず一心不乱に音楽と向き合っていました。

現代社会においてお金を得る方法は無限にあります。選ばなければ物の数分で仕事が見つかる世の中です。稼ごうと思えばいくらでも稼げます。その中で私が音楽を選んで貯金が10円になった時も踏ん張ろうと思えたのは、心が楽しんでいたからです。

まだ子供だった私は大人たちを見て、楽しそうだなと思ったことがありませんでした。もちろん今もそうです。楽しそうな大人がいない日本で生きていくことはどのようなことなのかを客観的に考えました。

その結果出た答えが「チャレンジし続けることこそが本当の安定になる」でした。

目先の安全ばかりを考えてチャレンジせずに思考停止してしまった場合の自分が持っている心の喜びと、楽しいと思える音楽を続けていく自分の持っている心の喜びを比べたときに、どちらが自分にとって幸せかは一目瞭然でした。

だから音楽をやり続けようと考えたのです。

22歳で独立して、活動し始めて2020年で3年目になります。

正直大変なことはまだまだありますが、どれもかすり傷です。

マネタイズのタイミングは今じゃありません。いずれ爆発する時がきます。今は自己投資の時期です。そう考え自分の思想にしたがって生きています。

楽曲提供を仕事にすると決めたマインドは、「目の前の幸せ」を手にし続けるために必要な選択肢であっただけです。

「目の前の幸せ」を求め続ければ、一生幸せでいられます。「将来ビッグになるために今はしんどいけど我慢しよう」の思想は間違いです。「目の前の幸せ」の継続こそ「将来ビッグ」になる秘訣なのです。

 

 

 

 

 

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