音楽は「作る」というより「見つける」という感覚

音楽家の村脇優です。

今回は

音楽は「作る」というより「見つける」という感覚

と言うテーマでお話ししていきます。私の個人ていな感覚や意見が非常に強い内容となっています。私の思想、私の持論なので、世間一般の中央値や平均値と思って読むのはお控えください!

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数学は人間が作ったのではなく、存在に気づいただけ

太陽の数は幾つでしょうか。

答えは「一つ」ですね。

地球が属していると言われている太陽系には太陽が1つあります。この「1つ」という概念はどこからきたのでしょうか。これは人間が決めたわけではないのです。頭のいい数学者、哲学者が「1つ」という概念を見つけたにすぎないのです。

やがて人間は存在しないことを意味する「ゼロ」を見つけ出すのです。

進数という数の数え方がありますよね。例えば2進数は「0」と「1」だけで全ての数を表現できます。時計は12進数で、電卓は10進数ですね。これらも全て人間が気づいたにすぎないのです。

木の実を食べるリスは今何個実を食べたのか理解していませんし、野鳥は今何匹で群れているのかを理解していません。この地上で数の概念に気づいているのは人間だけなのです。

 

音楽の起源は物と物を規則的にぶつけて音を鳴らす行為

音楽の起源は物と物をぶつけて音を鳴らすことから始まったとされています。一番最初に見つけた楽器は打楽器説!ですね。音を規則的に鳴らすことで人間の耳には快い物になる場合があります。これが音楽です。規則的でなくても音楽と定めても構わないでしょう。ここではイメージしやすく規則的にした物を音楽として考えていきます。

音楽を見つけることができたのは、人間が概念を信じることができる生き物だったからに違いありません。存在しない、目に見えない物を信じることができたから、ここまで発展してこられたのです。その中で、音楽を見つけるためにある感覚の部分が元々人間には備わっていたのでしょう。規則的な音が”心地よい”のか”不快”なのかを判断できる感覚です。この感覚がなければ音楽を発見し概念を理解することはなかったでしょう。

音楽理論という概念の起源

感覚の蓄積によってもたらされた音楽理論ですが、これもまた感覚によって気づけたわけですから、本を辿れば宇宙に元々存在していた物という考えに至ります。私たちは音楽を生み出すときに、頭で考えているのではなく、宇宙に存在する概念を信じているのです。

F G Em Amと順にコードを鳴らすとどこか心地が良いです。これは感覚によって発見された「王道進行は気持ちがい良い」という概念です。これも誰かがはじめに感覚で気づいて、後世に残そうと記録したのです。このような一連の気づきのメモ(感覚の蓄積)が音楽理論なのです。

音楽理論でさえ人間が発明した物ではなく、元々宇宙に存在した物として考えれられるのです。

まとめ:メロディーを生み出す時は宇宙旅行の感覚

作曲の時は、すでに宇宙のどこかに存在するメロディーを探す旅をします。時間的概念、距離的概念から離れ自分の感覚だけを頼りに宇宙にあるメロディーを探し出します。この作業が非常に瞑想的で気持ちが良いのです。感覚が「これだよ!」と教えてくれるまで、私は鍵盤を弾き続けます。少しも見つけられない日もありますが、宇宙旅行はずっと続いていきます。

 


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