思想

『パズル作曲法』の提唱【3時間で作詞作曲編曲ができる!?】

どうも。村脇です。音楽家です。

大学生が楽曲提供で月収15万稼げるようになった方法という記事を執筆して、ようやくこのブログにもプチバズりがやってきました。嬉しいです。読んでくださった方々本当にありがとうございます。

今回もこの記事に関連する内容で、楽曲提供を副業にしようとしている方の手助けになるかと思います。

楽曲提供は作業スピードが大切

上の記事の中で初めは1曲¥30,000で依頼を受けて始めるのが良いと提案しました。さらに初依頼のかたは¥20,00でと。しかし、よく考えてみてください。1曲を作るのに何時間かかりますか?私が楽曲提供の仕事を始めた時は1曲作るのに1日4時間で5日間くらいかかっていました。合計20時間の作業です。時給換算すると¥30,000÷20時間=¥1,500、¥20,000÷20時間=¥1,000です。ちょっと高めのバイトと同じ感じになってしまいます。これでは時間にレバレッジがかからないので、これよりも効率を上げて時給を上げられるようにすべきですよね。

最終的に私は1曲合計3時間あれば仕上げられるようになっていました。¥30,000÷時間=¥10,000ですから、副業にしてはそこそこいい時給に到達していました。

そのためにも、今回の『パズル作曲法』をぜひ覚えて作業効率をどしどし上げて時給を爆上げしていきましょう。

初めは¥30,000でも今後どんどん曲の単価を上げて効率も上げてレバレッジを高めていけると良いと思います!

『パズル作曲法』

『パズル作曲法』とは予めいくつかのパターンを作っておいて、それらを組み合わせることで作業効率を大幅に向上させる作曲方法です。テンプレートがある事で基礎部分の構築を簡略化でき、オリジナリティ付加に尽力することができる利点があります。デメリットは自由度の高いパターンを予め構築する必要があることです。パターン構築に使った労力の元が取れるのは何曲も作曲した後になります。しかし、はじめに構築がうまくいけば一生使える知識にもなり得ますので、私は『パズル作曲法』を強くお勧めします。

作業手順

  1. 作詞作曲
  2. 編曲
  3. 仮歌入れ
  4. ピッチ補正
  5. ミックス
  6. マスタリング

はじめに作業手順を確認しておきましょう。『パズル作曲法』が使えるのは(1)作詞作曲と(2)編曲です。他は考え方を流用して効率化していきます。

1.作曲における『パズル作曲法』

コード進行のパターンを決めておく

  1. F→G→Em→Am
  2. FM7→E7→Am→Gm7,C7
  3. Dm→G→C→Am
  4. Dm→F→G→Am
  5. Am→Em→F→E7
  6. C→G→Am→Em→F→C→F→G

調はメジャーC(マイナーA)に固定します。例えばこの世に6つ用意したとします。これらを弾きながら作る曲のテンポに合うように組み合わせていきます。

BPM60~70くらいのゆっくりな曲でダークなイメージなら(5)のループが合うでしょう。またBPM128のダンサブルな曲でファンクなイメージだったら(2)のループが合うでしょう。このように曲のテンポとイメージに合うコード進行を予め決めておくのです。

今回はBPM70のゆったりテンポでウェディングなイメージの曲を作る時のを例に挙げてみます。

  1. イントロ:(Aメロ改) C→G→Am→F,G
  2. Aメロ:(6) C→G→Am→Em→F→C→F→G
  3. Bメロ:(1改) FM7→G7→Em7→Am7
  4. サビ:(6改) C→E7→Am→Em→F→C→F→G
  5. 間奏:(Aメロ改) C→G→Am→F,G
  6. Aメロ:(6) C→G→Am→Em→F→C→F→G
  7. Bメロ:(1改) FM7→G7→Em7→Am7
  8. サビ:(6改) C→E7→Am→Em→F→C→F→G
  9. Cメロ:(1改) FM7→G7→Em7→Am7
  10. 大サビ:(6改) C→E7→Am→Em→F→C→F→G
  11. 後奏:(Aメロ改) C→G→Am→F,G

目がチカチカしたらごめんなさい。色分けしてみまし。コード進行の組み合わせをこのようにしてみましょう。これで一度コードだけ弾いてみてください。曲の展開がコードだけでイメージできるはずです。そしてウェディングな雰囲気も出ているのではないでしょうか。

このように既存のコード進行を決めておいて、コード進行をセクションに当てはめていくのです。コード進行ができたことでグッと作曲が進みます。ここにAメロっぽいメロディー、Bメロっぽいメロディー、サビっぽいメロディー、Cメロっぽいメロディーを付け足していきます。一番を作ってしまえば、二番は基本は繰り返しで大丈夫です。要所要所で変化を加えていきますが、そこは作詞との兼ね合いがありますので、作詞ができて全体の構成が見えてからにしましょう。

この作曲方法を『パズル作曲法』と呼んでいます。

2.作詞における『パズル作曲法』

引き続きBPM70のウェディングな曲の作り方を進めていきましょう。

主題(サビ)から作る

作詞において大切なことは「一番伝えたいこと」を決めることです。「主題」と言います。基本的に「主題」はサビに持ってきます。したがって、サビから作詞するようにしましょう。

サビの1小節目の一番初めの音は濁音か半濁おんにすると爆発力がまして、"ここからサビですよ!"がわかりやすくなります。お勧めです。また、主題をサビの最高音にするという手法もお勧めです。曲のタイトルと同じ言葉がサビの最高音と重なっているとインパクトがとても大きくなります。

ウェディングなイメージですから「結婚してくれてありがとう。幸せになろう。」を主題にせってしましょう。

頭の文字は濁点、ありがとうは最高音を守って作詞していきます。

うしても
伝えたいんだ
だから強く抱きしめて
ありがとう←最高音

こんな感じで作詞します。ここから作曲した時のコード進行やメロディーとの兼ね合いを調節していきます。ここからは経験というよりはセンスの勝負になると思います。

サビに到着することを逆算してAメロBメロを作詞する

サビができたらそれに向かっていくA,Bメロを作っていきましょう。サビがかなり抽象的な表現なので、A,Bでは具体的な表現を使うなどしてサビとの対比を図りましょう。

Aメロでは「付き合い始めた頃の思い出」Bメロではここから次のステップに進んで「二人で沢山の経験をした事」を書くようにします。するとサビでこれまでの思い出を総括する意味の「ありがとう」を伝える事になります。

2番のAでは「今どうなっているか」Bでは「今後どうしていきたいか」を書いたとします。すると2番のサビは今までのありがとうと合わせて未来の自分たちを想像するような内容にすると良さそうです。

ここで出てくるのが、1サビと2サビの歌詞を同じにするかどうかという問題です。今回の例で進めると、1と2は変化させた方が曲のクオリティやメッセージの伝わりやすさが上がるのでは無いかと思います。1サビの流れ、2A・2Bの続きを組んでこんな風に作詞してみます。

こまでも
続けたいんだ
だから強く抱きしめて
ありがとう←最高音

1サビと共通している部分と、2番の内容を汲んだ部分が反映されていることがわかると思います。

このようにして、全体の構成を考えていきます。

作詞に対する『パズル作曲法』の適応はストーリーの流れの部分にあります。ストーリーの流れをいくつかのパターンを作成しておいて、登場人物の年齢や性別や置かれている状況に変化をつけることで味付けをしていくのです。例として二つ挙げておきます。こんな感じでいくつかテンプレを作っておくと作詞がとても楽になります。

  • 時系列恋愛系
    出会った頃を思い出す(A)

    デートの場面を思い出す(B)

    いつもの感謝を伝える(サビ)

    今の二人について(A)

    今後の二人について(B)

    これからも感謝を忘れない(サビ)

    辛いことも二人なら乗り越えられる(C)

    いつもの感謝を伝える(大サビ)
  • 失恋系
    季節や風景の描写(A)

    季節や風景と重ねた自分の気持ち(B)

    相手の心情を省みなかった後悔など(サビ)

    次の一歩を踏み出そうとする(A)

    前を見て歩き出したところでまた思い出してしまう(B)

    また後悔(サビ)

    反省(Cメロ)

    後悔から抜け出そうとする(大サビ)

3.編曲における『パズル作曲法』

『パズル作曲法』を編曲に反映させるには、いくつかの楽曲ジャンルの作り方を習得しておく必要があります。

  • ピアノがメインの弾き語り系
  • 王道J-POPアレンジ(ギター+ピアノ+ストリングス+生音ドラム)
  • 激しいロック(エレキギター+生音ドラム)
  • ラップミュージック
  • R&B
  • AOR
  • アニソン
  • エレクトロ

今のところ私が対応できるジャンルはこんなところです。依頼を受けて初めて作るジャンルで出来るかわからない状態でも「できます!」と返事をして、強行突破で仕上げたら意外と良い感じにできたのがほとんどですwww。

自分はこのジャンル専門だからと絞ってしまうのではなく、得意ジャンルを設けておきながら、実はあれもこれもできますという方が仕事の依頼が続きます。ぜひジャンルを広げられるよう頑張ってみてください!

さて『パズル作曲法』の話に戻ります。各ジャンルごとに真似すると良い曲をまとめておきました。ぜひ参考にしてください。

ピアノメイン

森山直太郎さんの「さくら(独唱)」です。ピアノとボーカルだけのシンプルな編曲ですが、ピアノがうまくボーカルを引き立てています。ピアノのフレーズに注目して聴いてみてください。これを踏襲して「ピアノメイン」を作ってみましょう。

王道J-POP

JUJUさんの「やさしさで溢れるように」です。まさに王道J-POPど真ん中!って感じです。楽器隊の編成やフレーズ、盛り上がり方の展開などに注目して聴いてください。

激しいロック

GReeeeNさんの「花唄」です。彼らは自分たちでDTMで作曲をしているとブログで語っていました。中には生音もあると思いますが、結構ソフト音源が使われている印象です。参考にしてみましょう。

ラップミュージック

KREVAさんの「音色」です。ラップミュージックはサンプリング文化ループ文化が非常に根強いです。繰り返されるトラックの中でメリハリを上手に付けています。ぜひ参考にしてみてください。

R&B

洋楽です。UsherさんとAlicia Keysさんの「My Boo」です。これぞR&Bという感じです。音を真似してみてください。ミキシングやマスタリングは少し古いので、最近のストリーミングのプラットフォームに合わせるようにしましょう。

AOR

ORIGINAL LOVEさんの「接吻」です。AORはアダルトオリエンテッドロックの略です。大人のリズムロック的な意味で捉えてくだっさい。一定のファン層がいるのですが、ジャンル分けが少し難しいジャンルです。こんな雰囲気でと注文がきたらAORを参考にしましょう。こちらも少しふるい音源なので同様にしてください。

アニソン

本家様がなかったので、こちらでご勘弁ください。アニソンはどれを選んだら良いのかわかりません。というのも、アニメによって曲の雰囲気が変化するんです。依頼主が好きな雰囲気で仕上げてください。沢山ヒアリングして参考楽曲にぴったりな曲をチョイスしてそれを参考にしてください。

エレクトロ

Prefumeさんの「レーザービーム」です。エレクトロというか中田ヤスタカサウンドですね。日本を代表するアレンジャーです。めっちゃ真似してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか『パズル作曲法』。

ここで伝えたい本質は「テンプレート化の大切さ」です。どんな分野でもテンプレートが存在しない物は発展が遅いです。まずはテンプレートを作ることが大切です。テンプレートができてしまえば、基礎構築を簡略化できますから味付けに専念できるのです。

音楽理論は誰かが感覚で見つけたものを文字にして集積し、人が人へと伝達しやすくしたものです。音楽のテンプレートなのです。そして音楽は学問へと昇華しました。テンプレートを作ることがとても大切なのです。

 

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