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Perfume新曲『再生』MVは歴史に残る名映像。
2019年12月13日(金)Perfumeの新曲『再生』がYouTubeに公開されましたね。今回の曲で注目すべきポイントは歴代のMVのシーンがふんだんに使われている点です。
15年間全力で疾走してきたチームPerfumeの集大成と言っても過言では無い記念すべきMVです。編集も非常に凝っています。
『再生』の歌詞を歌う3人の口に合うように、過去の映像から同じ口の動きを探してきて当てはめています。正に、過去15年を『再生』するかのような構成のMVです。
間違いなく歴史に残る名映像です。
中田ヤスタカ氏のサウンドはやっぱり気持ちが良い!
アナログ系の音のサンプリング音源とシンセサイザーによる音作りで生まれた音をバランスよく混ぜる音は非常に毎度のことですが、気持ちがいいですね。今回の曲でもピアノ音源がエレクトロな音源にスパイスのように散りばめられ、親和性を高めています。
ドラム音源も『再生』では生音音源を使用している箇所が多いですね。
注目すべきはAメロの後ろでメロディーラインを奏でているシンセサイザーのティロティロした音です。
無機質なイメージの機械音(シンセ音)ですが、中田ヤスタカ氏の作る音はどこか温もりを感じます。真似しようと何度もトライしましたが、同じような質感を出すのはかなり難しいです。皆さんも是非やってみてください。彼がよく使っている「massive」というシンセサイザー音源がありますので、試してみてください。
曲の構成にも注目せよ!
曲の始まりから心を掴まれるサビスタート。
謎の転調と奇怪なコード進行によって生み出される異世界感。
自由奔放なシンセメロのライン。
小気味よくリズムをとるピアノ。
音素材として使われているボーカル。
しかし暖かさを常に持ち合わせている全ての音。
私はPerfumeの音楽が好きなので、毎回緩い評論しかできませんが、それほど毎回打ちのめされているということです。
皆さんも細かい音まで注目して何度も聞いてみてください。
作詞作曲編曲レコーディングミックスマスタリングを一人で15年やってきた中田ヤスタカしの意図を音から感じてみてください。
きっと言葉で話すよりも深いメッセージがあるはずです。
ではまた。
村脇。