【本の紹介】村上隆『芸術起業論』幻冬社(2006)

結論:音楽家でも読むべき1冊!

将来音楽で食べていきたい若者、日曜作曲家、ボカロP、そんな人たちにこそ読んでほしい1冊でした。村上隆さんのストイックすぎる性格が文章に圧倒され1度に読める量が少なくなってしまいました。読むのに1ヶ月かかりました。もはやこれは論文でしょう!

要約:芸術関係でいきていくならビジネスを学べ!

「芸術はビジネスじゃ無い」「売れる音楽を作りたいわけじゃ無い」「お金儲けのための音楽なんて!」というベクトルの意見を真っ向から否定していく内容です。私はどちらかというと22歳で楽曲提供の仕事を開始したので「音楽=ビジネス」の頭にありましたが、それでも痛いところを疲れた気持ちになる文章が多いです。中でも「芸術家はパトロンがいなければ何もできない」や「娯楽に麻痺した現代人の感性を揺さぶるには余程の能力が必要」といった趣旨の言葉からはなるほどしか溢れませんでした。

また天才の作品に対してこんな風に言及しています。「天才がふわっと生み出したものは歴史をガラリと変える可能性を持っているが、水準が高すぎたり時代の先に行きすぎたりしているために、リアルタイムでは正当な評価を受けられないかもしれない」という内容です。これはクラシックミュージックや、有名な画家に置いての話だけのように感じますが、私たちにも当てはまるのでは無いでしょうか。当時彼らが死後の作品の価値を想像していたかどうかは定かではありませんが、私たちは「現代でどれだけ受けるか」を先行して意識しますよね。今受けなくても遠い未来でめちゃくちゃにバズるかも知れませんよね。ディズニー作品のアナ雪はウォルトディズニーさんが生きていた時に書いて保存しておいた作品らしいですし、死後の世界に残していくことを意識した作品づくりも面白いかも知れませんね。

この本の本質は「芸術家は起業しろ」というところにあります。芸術で稼ぐことから逃げるなと言っています。面白いと思うことは予算など気にせずやりきった方がいいぞと、そういうことです。

芸術家の役割は、「この世界に無い物を生み出すこと」です。皆さんもこの本を読んで感化されましょう!w

感想:文章から伝わるエネルギーが強すぎる!

読むのに本当に時間がかかりました。ブックオフで手にした時は表紙とタイトルが印象的だったからという理由で書いましたが、中がこんなにカロリーが高いとは想像もつきませんでした。ただ読み切った私は「自己満作品」を作ることよりも「世界水準」を意識した作品づくりをしていくことでしょう!

精進します!

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