【相対音感最強説】まだ絶対音感の方がすごいと思ってるの?

日本では絶対音感がもてはやされておりますが、それはとても恥ずかしいことだということを今回の記事で言及していきたい!

絶対音感より相対音感の方が使えるからな!絶対音感でどやってるやつ寒いからな!

目次

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絶対音感と相対音感

いっぱい記事があるから詳しくはそっちを読んでくれ!

絶対音感

今鳴ってるこの音なーんだ!って質問したら70〜90%くらいの確率で何の音か正解できますよ!ってやつね。

相対音感

この音ドだよー。覚えてー。ほんならこれはなーんだ!っていうのが70〜90%くらいの確率で何の音か正解できますよ!ってやつね。

相対音感の方が使える理由

なぜ「絶対音感すごい」の風潮が生まれたのか

それはすごさがわかりやすいからです。一般の人間が持っていない能力を持っていることがすごいのです。その中でも特に絶対音感はわかりやすいので、万人に理解されもてはやされているというわけです。

どれくらいすごいのか

絶対音感は鍛錬で身に付けることができます。特にピアノを熱心に取り組んでいる人はほとんどその能力を身につける可能性を持っています。ピアノを弾きまくるといやでも音を覚えます。どの鍵盤からどの音がなるのかを体に染み込ませることができるのです。事実、ピアノにおいて90%以上の正解率を出せる絶対音感を持ちし者が、電子音の周波数ぴったりの音階においては正解率が70%代まで低下するという実験結果があるほどです。この結果からわ、鍛錬で鍛えることができるがゆえに、音色が変わると正解率も変わるということがわかります。

「あなたも死ぬ気で手に入れたかったら、鍛錬で手に入れることができる。」ぐらいすごいです。

絶対音感だけではなんの応用もできない

“和声”という言葉をご存知でしょうか。クラシック音楽の入り口にある音楽理論のことを言います。この理論の上では絶対音感はやくに立ちません。和声で大切にされるのは、音差です。音差とはその時の通り音の差のことです。音楽理論に対する音感の有効性は、1つ目の音から2つ目の音がどれほど離れているかがわかるかどうか、というところにあります。絶対音感は今なっている音がなんの音なのかがわかるだけで、音差を知ることができないという重大な欠陥を隠し持っているのです。

相対音感のすごさ

相対音感は絶対音感の上位互換です。と言ってしまっても過言ではありません。相対音感というのは、和声や楽典など、音楽理論の基礎を完全にマスターしてこそ手に入れることができる本物の音感のことを言います。知識と感覚の両方を鍛錬でマスターしたものが相対音感です。絶対音感でドヤってる人を見るとこっちが恥ずかしくなってしまいまうほど、その能力の差は明らかです。(ツイッターで「街中にいると音が全部ドレミで聞こえてきてしまってうるさい!」って人、自分が知識がないのを晒しているのを気づきましょう。)

まとめ

絶対音感も相対音感もない人は音感について語るにはあまりにも知識がなさすぎます。その知識の無さから、絶対音感がもてはやされてしまう文化が出来上がってしまっています。この事実を真摯に受け止め、「本当にすごいのは(実用的なのは)相対音感である」ということを理解しなくてはなりません。最後に画面の前のあなたに一言、音大生に「絶対音感なの?!」って聞くよりも「相対音感なの?!」って聞く方がセンスいいですよ。

 

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