【騙されるな!】詐欺まがいのインディーズレーベルの実態。

売れたくて売れたくて、目立ちたくて目立ちてくて。そんな思い出音楽活動をしていると「インディーズレーベルの運営の人」に出会うことがあります。音楽活動をしたことがある人、現在している人はそういう人に会ったことがあるんじゃないでしょうか。私は何度かお会いしたことがあります。いい印象の方、悪い印象の方どちらもいました。今回は後者の悪い印象の場合について自分の経験を踏まえてお話ししていきます。

目次

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弱みに付け込む

始めたてミュージシャンの弱みとは

始めたてミュージシャンの”弱み”は、承認欲求が先行した活動そのもの。 

音楽活動を初めてまだ数年、特に1〜2年目というのは特に危険な時期です。慎重に物事を洗濯して行かなければなりません。そんな始めたてのミュージシャンのメンタル面に注目してみます。すると”弱み”が浮き彫りになってきます。

・ライブに出てファンを集めたい。
・SNSのフォロワーを増やして自分を見てもらいたい。
・自分をすごく見せたい。
・CDをリリースしたい。
・プロデューサーに才能を買われて売り出されたい。

など・・・・・・

これら全ては承認欲求です。こちらの記事(【今更聞けないメジャーとインディーズの違い】”売れてる”ってどういうこと?!)のまとめの部分でも書いていますが、音楽活動をしている人には2種類に分けられます。1つ目は音楽が大好きで誰にもみられてなくてもいいから音楽をしていたい人。もう1つは誰かに認められたいという欲求から、それを満たす手段として音楽活動をする人。私もそうでしたが、始めは後者の承認欲求が先行した活動をしていました。その承認欲求が先行する活動こそが”弱み”そのものなのです。

自分がそのような活動方針になってしまっていないか、確認してみましょう。承認欲求先行の活動をしてしまっている方は要注意です。

お金の話

弱みに付け込む自称レーベル経営者。私は始めたての頃何人にも騙されそうになりました。実体験を交えて音楽活動とお金の話をします。

始めたてミュージシャンの思考

始めたてミュージシャンは次の3つを基本にして活動しています。

  1. イベンターやライブハウスの中の人と知り合ってライブに出させてもらう。
  2. オーディションに参加する。
  3. スカウトされうる可能性のある場所でライブをする。(ストリートライブなど)

これらはどれも簡単に思いつくことです。そしてどれも赤字であるとういうのが特徴です。なぜ赤字かというと、自分の名前が売れるためにお金をかけているからです。自分を商品として売り出そうとしているわけではなく(対価を得ようとしてるわけではなく)、「お金がかかるのは当たり前」ととらえ、自分を売り出すことに最も多く費用を注いでいます。一見、自己投資の一貫に思えますが、投資の要素はほんの少しだけで、あとは無駄遣い同然です。さらに悪いことに、これこそ付け込まれる”弱み”なのです。

私が現場で見てきたことを例に挙げて見ますね。

実体験

私がまだ始めたてだった頃、上の3つの理念で活動をしていました。その理念に乗っ取り、ストリートライブの活動を始めました。ストリートでは不特定多数の人に自分の曲と歌を聞いてもらえるチャンスがあります。チャンスを生かすために、毎週末、人通りの多い駅に出かけては歌いまくっていました。しばらくそれを続けていると、「あるレーベルを運営している者だ」と話しかけられました。私は今まで音楽関係の人に話しかけられたことがなく、少し興奮しました。自分の才能が認められたのかと思ったわけです。後日、その人の事務所にお話を聞きにいきました。狭いアパートの一室で、正直しょぼいなと思いました。お話の内容はざっと3種類ありました。1つ目は私たちの活動に対するダメ出し、2つ目はその人が持っているコネクションの凄さ(ただの自慢)、3つ目はその人のレーベルと契約するとどうなるか(契約料金を月謝で払う)というった内容です。要するに、プロデュースしてやるから金払えってことです。金額はだいたい茶色が数枚とだけ書いておきます。私は契約はしませんでした。理由は簡単です。お話を聞いても、最初に思った通りしょぼかったからです。そんなところにお金をかけるなら、自分が音楽を勉強するのに使った方がよっぽどマシだと考えました。

さて、いかがでしょうか。今になって考えると、相当ブラックな組織であると評価できます。その場で聞いたお話を元に整理していきます。

まず、所属アーティストは自分でSNSのフォロワーを増やす(締め切りとノルマあり)ことを強いられます。プロデューサーが全てやるわけではなく、アーティストの努力も必要という考えのようでした。次に、楽曲は全てプロデューサーが制作し、アレンジは外注します。アレンジの技術はそれほど持っていないだけのようにしか思えませんが、「売り物だからちゃんと作り込むためにプロにお願いする。」といった言い分で、あなたはプロじゃないんですかと、そう言いたくなりました。ストリートライブの機材レンタルは無料だそうです。またライブのブッキングも持ってきてくれるそうです。

これって、全部自分でできますよね。お金払って誰かにやってもらうような内容ではないんです。まさに弱みつけ込み!

「自分の名前を売り出すっためにはお金は惜しまない」という始めたての心理につけこみ、始めたてミュージシャンにスカウトされたと思い込ませて、お金を払わせる手法。

これが本当に多いです。お金に目が眩んだ悪い大人の言いなりにならないように気をつけてください!

見分け方

見分け方は非常に簡単です。

winwinの関係かどうか

これです。双方のバランスが取れてこそwinwinと言えます。先ほど書いた私の体験の場合は、レーベルの人が得する部分が大きいのでバランスが少し悪いです。あくまでも人と人なので、平等であるべきです。もちろん経験の差によって力量の差はありますが、お互いの納得のいく契約をするように心がけましょう。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。私は今まで何度か失敗しました。今回出てくるレーベルとは別のところです。それこそ詐欺まがいのレーベルに何万円も支払ってしまいました。まぁ、それも勉強代だと思ってプラスに捉えることにしています。その経験があってこそ、今こうして引っかからないように警鐘を鳴らすことができているわけですし。

(、、、、、、、、、、、くそ!金返せ!)

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