目次
高木芳紀『従業員7人の「つばめや」が成功したたった1年で5000万円売り上げを伸ばす仕組み』青春出版社(2010)
ネットショップで売り上げを上げた具体的な方法が記されている。ウェブのプロが書いた本ではなく、一従業員が実際に自社で行ったウェブでの事業を紹介してくれる。2010年当時の内容ではあるが、10年経った今でも通用する内容が登場した。そこを重点的に紹介する。
名刺について
名刺においてのアイデアがいくつも登場した。
- 名刺ミシン目で2枚人組みしておくことで、渡した人が誰かに渡すことができる。
- 名刺に顔写真を掲載することで次に会うときまでに勝手に親近感を持ってもらえる。
- SNSの情報やウェブサイトのURLをいくつも掲載するのではなく、SEOで上位検索可能なワードが書かれた検索ボックスを掲載することで信頼性と検索してもらえる可能性が高まる。ブログなどの場合はより読んでもらえる可能性が高まる。(SEOで上位検索できる自身のウェブサイトを持っている人用がある。)
私が今までもらってきた名刺や会社で使っている名刺は古典的なものであると言える。このように柔軟な発想で名刺の時点で上手にブランディングしたりITの時代に合わせたりすることは非常に大切なことである。
ターゲッティングにつて
「つばめや」さんはいわゆる中小企業出会った。今では知らない人がいないほど有名企業(アスクルと聞いてピンとこない事務業者はいないのではないか)に成長したが、初めは従業員が7名のみだったことに驚いた。そんな「つばめや」が何に重きをおいたかというと、ターゲッティングである。
ターゲティングtargetingターゲティングとは、自社製品を市場に投入する際、どの顧客層(セグメント)を標的市場にするかを決めること。 ターゲティングに際しては、特に以下の6点(6R)に留意し、自社の経営資源や環境要因などの制約条件も踏まえ、総合的に判断する。
出典:グロービス経営大学院
特に初めはロングテールなワードに注目して、コアな客層を確実にキャッチすることに専念していた。「つばめや」の例だと、価格競争はせずにとにかく早く発送するという点に注力したそうだ。この戦略でターゲットになったのは「明日使うのに今日ないことに気づいた!」という客層だ。まさに「アスクル」、明日にはきてくれないと困るという状況の人に向けたターゲッティングである。
ターゲッティングがうまく行くと金額は常識の範囲を超えなければそれほど重要視はされないとの記述もあった。確かに消費者目線になって考えてみると、それは確かであると言える。
次第にミドルワードに切り替えてより会社の規模の拡大とともに顧客の拡幅を進めていくことが念頭にあるとより良い経営が可能なのではないだろうか。
ツイッターについて
ツイッターに関しても言及している。本当に2010年当時の内容なのだろうかと疑ってしまうほど2020年を目前にした現在でも全く通用する何用である。それは以下の内容だ。
- アカウント名は名刺としての役割を果たすため、名前の後に一目でわかる肩書きを加えると良い。
- プロフィールの内容はターゲッティングした肩書きの詳細情報として記すと良い。
- 「売るため」ではなく「関係を温めるため」に用いると良い。
- 自社サイトのURLは必ずリンクさせておく。
- アイコンは顔写真が良い。
- 最新のつぶやきが1時間前いないの人をフォローすることでフォローバックをもらいやすくする。(大前提として自分が気になった人をフォローする。)
インスタグラムでも同様のことが言える。インスタグラムではプロフィール画面にきた時の画像の統一性に関するクオリティが求められるため、一概にはこの技術が有効とは限らない。このようにビジネスでSNSを利用するケースでは上記の内容を満たすことは有効と言える。
まとめ
私は作曲家であり歌い手でもあるので、自分の知名度を上げていきたいと考えています。そのためにこのツイッターの手法は使っていこうと考えています。そんで持って、当ブログ「ワキワキおじさんの音楽室」は最上位検索できるので、名刺にも入れていきたいですね。会社で使っている名刺に入れてもらっちゃいます。古い本ですが役立つ情報が乗っていました。ブックオフで200円で購入しましたが、200円以上の価値がある情報であったことは間違いありません。皆さんはただで本を短時間で読んだ感じなので無限大倍の価値を見出していますね。ずるいです。