【プロ志望向け】歌が上手い人はみんな知ってる「声の核」の場所について。

カラオケやライブハウスで声が何だかスッとならないなぁ。とか。

日本語がはっきり聞き取れないなぁ。とか。

悩んでませんか?

そこのあなた。

朗報です。

今日のテーマはそんなあなたにぴったり!

声の核

それではまいりましょう!

目次

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声の核とは

まずは「声の核」とは、というところからお話は始まります。私の「声の核」に関する理論では、理解してほしいポイントがいくつかあるのでそれを先に紹介して、核についての理解をより深いものしてもらおうと思います。

歌声の成分バランス

歌声の成分には二つの成分があると考えます。

1:声成分→音自体のことを言います。

2:息成分→息吹など息を吐き出す時になる音のことを言います。

これら二つのバランスの違いで声の質感というのは大きく変化しています。試しに声を出してみてください。下の表を参考にしてそれぞれの特徴を捉えてみましょう。

声成分:息成分 特徴
10:0 千と千尋の神隠しのカエル。ハウルの城にいるカルシュファー。志村けん。
7:3 久保田利伸。
5:5 玉置浩二。声を出すあくび。
3:7 徳永英明。
0:10。 内緒話専用。逆に聞こえるやつ〜。

こんな感じです。なんとなくでいいので理解できましたか?声と息の割合でこれだけ変化が生まれます。参考にこちらの動画をどうぞ。この動画はこちらの記事でも引用させていただいています。

声の仕組みを考える

次に声がどうやって出ているか考えてみましょう。

皆さんは知らないと思うんですが、なんと、喉を使っています!

え?知ってる?それはそれは失礼しますタァ。

そうですね。喉にある声帯を振るわせる事で音を発生させ、口の形や舌の配置で言葉を変化させます。声帯の伸縮は音の高低を変化させていますね。

では、もう少し深く考えてみましょう。

声帯を振わすには何が必要でしょうか。

そうです。空気が通ることを必要としますね。人間でいつと、お腹の中(厳密には肺)の空気を外に出す時に声帯に空気があたり振るえます。そうする事で音がなります。

さぁ、だんだん何が言いたいのかわかってきましたでしょうか。

そろそろまとめますね。

お腹の中から出た空気は喉を通って外に出ます。ただ口で息をする時には声は出ません。しかし、声を出している時も息をしているのと同じくらいお腹の空気を使います。つまりこういくことです。

声帯は息を声に変換するフィルター

この部分を特に深く理解していただきたいです。そのために、もう一度上に書いた表と動画をみてみてくださ。そしてご自分でやってみてください。

喉にあるあなたのそのフィルターはどれくらい自分のいうことを聞いてくれますか?意外と自分勝手じゃないですかw?

そのフィルターの息変換率をコントロールすれば歌声は素晴らしいものになると、私は自信を持って提唱しています。

声の核

ようやくやってきました。ここまで理解していればもう話は簡単です。

声の核は声成分の濃度が高い歌声の時に出現します。

声の核を出現させることをまずはじめに行わなければなりませんが、それほど難しくはないです。まずは練習で志村けんのモノマネをしてみてください。その感覚というか、モノマネのまま、何か歌を歌ってみてください。

そうすると、顔の上のあたり、目の奥のあたりが振るえている感覚がありませんでしょうか?それが核の位置です。

今度は声を出しながら大きなあくびをしてみましょう。その時に振るえるのは喉の奥の方です。それもまた核の位置ですね。振るえる感覚の位置を核として捉えてもらって構いません。

さて、今二つの実験にお付き合いいただきましたが、どういう違いが見られたでしょうか。

次のように考えていただけたら、私の提唱する「声の核」に関する理論の理解が深まっている証拠になります。

声成分が全体の50%以上ならば、「声の核」が出現する。そして、声成分が増えれば増えるほど核の位置は上昇する。

もちろん例外もありますが、マイク載りの悪さや歌声の通りの悪さがきになる人はほとんどの場合、「声の核」に関する理論に対しての理解が浅いです。 でもここまで読んでくださったあなたはもう大丈夫。あとはやるだけ!

参考動画

より深いところをついていきましょう。こちらの動画をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=bQo-ZZBKGlE

どうですか?私は個人的にこの曲が好きでなんども聞いていますw。盆踊りっていいですよね。町内の盆踊り大会に参加するのが夢です。また脱線してしました。すみまっせ〜〜ん。たまにいますよね、学校の先生に。話題がずれにずれて授業が進まないタイプの人。そういう人って生徒からは好かれるんですが、先生的にはスキル不足っていうなんとも言えないスペックですよね。また逸れましたねw。

本題に入りましょう。

登場人物は以下の三人です。

・石川さゆり
・竹原ピストル
・加山雄三

大御所三人ですね。全員プロ中のプロですが、それぞれの声に特徴があります。その中でも今回のテーマ「声の核」に注目して彼ら三人を比較していきましょう。

石川さゆりっち

もうバケモノ級に上手い歌声で日本国民を魅了しすぎている演歌歌手、石川さゆりさん。心地の良い声です。全員知ってる津軽海峡の歌と天城の歌。すばらしい。その一言です。ヒット曲を私もいつか作り出せるように努力します!

皆さんは彼女の歌声から、「声の核」はどの辺にあるかなと考えながら聴くことができましたか?

私はかなり上の方にあるなと感じました。目の上のさらに上の方です。声成分多すぎて15:0ぐらいあるんじゃないですかw?

竹原ピストルっち

魂の叫び声。そんな印象の竹原ピストルさん。この曲では聞けませんが、「万年補欠の大声援」の豪快な高音は圧巻の迫力です。1UPのCMでもおなじみですね。

彼の核の位置は石川さゆりさんとはまったく違った場所にあると感じます。

喉の奥の方です。あくびをしながら歌っているところに、彼の個性がエッセンスとして加えられ竹原ピストルさんにしか出せない音を出していますね。

加山雄三っち

とにかくスケールのでかい男!というイメージですが、皆さんはどうです?海その愛好きです?私は大好きで、中学生の時からよく口ずさんでいます。

彼の「声の核」の位置は石川さゆりさんと竹原ピストルさんのちょうど真ん中ら辺にありますね。喉の奥から響く音も目の上から響く音も気持ちよく混ざって出ています。心地の良い歌声で、それでもって男まえで。惚れない人は損しますよ。惚れておいて損はないですよ。

 

 

 

さぁいかがでしたでしょうか。違いがわかる耳になってきましたか?ご自分の声もスマホで録音して聞いて見てください。どこに声の核があるのか。そして、それを変化させて録音して見てください。同じくらいの声の大きさで歌っても、大きく録音されることがあると思います。それがマイクのりの良い音です。

マイクのり

どんなに叫んでもマイクに音がうまく載らない人の声の特徴はなんだと思いますか?もうここまで読んだら流石にわかっちゃいますよね?w

そうです。息が多い人です。息を声に変換する割合が低いとその分音になっていないということなので、マイクにも音が載りにくくなるのです。

それともう一つ、別の視点からアプローチして見ましょう。

マイクの角度を変えてみて。

核の位置によって適切なマイクの角度が変わります。距離は声をどれだけ拾うかに関することなので今回は置いておきましょう。まぁ近づければそれだけ拾います。核の位置別に表を作ったので参考にして見てください。

上より 声が上から下に落ちるので、それを拾えるようにマイクさき上に向けて口に近づける。
真ん中 上寄りの人よりは角度を浅めに、平行まで行かないように。
下より 床面に対して平行。

まとめ

さて、今回の記事は「声の核」について長々と説明してきました。私の提唱するものなんので、必ずしもあなたにあっているとは限りませんが、参考にしていただけたら幸いです。

同時にこちらの記事も読んでいただけたら、楽曲を聴くことに対して歌の練習の要素を追加できますので、より効果的なリスニングなると思います。

私はこれらの研究を通して、制作や指導をする仕事をするきっかけを掴んだので、もしそういう仕事に興味のある方がいらっしゃったら参考になるかと思い、共有させていただいた次第であります!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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